精神科救急診療の実際 診療・看護・福祉に携わる人のために追補改訂版
江畑 敬介 他編著

2002年発行 A5判 176頁
定価3885円(本体3700円+消費税5%)
ISBN9784880024509

その他執筆者など▼
編集者:江畑敬介(江畑クリニック院長/前東京都立中部総合精神保健福祉センター所長)、坂口正道(東京都立松沢病院副院長) 執筆者:五十嵐禎人、梅津 寛、江畑敬介、菊本弘次、坂口正道、杉山章子、中谷靖夫、山本紀子、吉澤 順
内容の説明▼
 今日、精神科救急医療システムは着々と整備されている。しかし、その内実は満足のいくものではなく、今後のさらなるシステムの構築が期待されるところである。
 本書は、そのような状況を踏まえ、生きた事例に基づいて精神科救急診療の実際をわかりやすく解説したものであり、看護上の問題、ソーシャルワーク上の問題などにも言及され、医師のみならず看護師やソーシャルワーカーの方々にとっても必読の好著である。
おもな目次▼
1.総論
   面接時の留意事項
   身体診察時の留意事項
   仮説検証的診断過程
   初診時に留意すべき法律的事項
2.診断と治療
   治療目標の設定
   救急入院治療の必要性の判断
   自殺危険性診断
   他害性診断
   入院治療の一般原則
   保護室の使用上の注意とその治療上の意義
   危機介入的精神療法
   クライシス指向的家族療法
3.チーム医療の機能と構造
   看護上の問題
   ソーシャルワーク上の問題
4.状態像による診断と対応
   精神症状を主とするケース(18症例)
   行動上の問題(9症例)
   意識障害・その他(6症例)
5.リエゾン精神医療
   救命救急からのリエゾン(9症例)
   精神科救急のリエゾン(4症例)
6.社会・文化的問題(7症例)
7.ソフトな精神科救急
   外来ケース(8症例)
   その他の社会的問題(5症例)
8.資料