統合失調症 
染矢 俊幸 編著

2004年発行 A5判 116頁
定価2730円(本体2600円+消費税5%)
ISBN9784880024707

その他執筆者など▼
監修:樋口輝彦(国立精神・神経センター武蔵病院院長)
内容の説明▼
 本書ではまず第1章で疾患概念と治療の歴史的変遷を概観し、第2章から4章は症状と経過の特徴、診断や症状評価、心理・社会・生物学的治療という主に臨床的な内容になっている。
 さらに、第7章以降は統合失調症という病気の解明やその治療改善の試みについての最新の研究をとりあげている。本書は「統合失調症」という新しい名称の誕生を機に、すでに過去のものとなった「精神分裂病」という名称のマイナスのイメージが払拭されることを期待すると共に、統合失調症の適切かつ暖かい理解の促進に役立つようまとめられたものである。
おもな目次▼
1章 疾病概念と治療の歴史的変遷
2章 症状と経過
3章 疾患分類と診断基準
4章 症状評価と臨床検査
5章 心理社会的治療アプローチ
6章 薬物による治療アプローチ
7章 薬物の効果と副作用に影響をおよぼす因子
8章 病因・病態の理解(1):画像研究から
9章 病因・病態の理解(2):疫学と遺伝研究から
10章 病因・病態の理解(3):薬理生化学研究から