本書は欧米で公衆衛生学の主要な分野の一つとなってきている健康サービス研究を初学者にわかりやすく説明した日本で初めての入門書である。公衆衛生学の専門家はもちろん、医療現場で実用的な臨床応用研究や医療技術評価などを進めたいと考えている臨床家や病院管理者、保健サービス担当者にも役立つものと信じている。

第１章　健康サービス研究とは何か
第２章　健康サービス評価
第３章　研究の進め方：概念、仮説、理論的枠組み
第４章　研究デザイン
第５章　測定の信頼性と妥当性
第６章　計画案作成
第７章　実態調査研究
第８章　ケアの質
第９章　健康サービスの費用便益と費用効果基本
第10章　健康サービス研究での情報とシステムと二次元的データの利用