膠原病ケーススタディ 
廣瀬 俊一 監修

2007年発行 B5判 193頁
定価(本体価格5000円+税)
ISBN9784880026466

その他執筆者など▼
著者: 山中健次郎(杏雲堂病院内科部長)、高崎芳成(順天堂大学教授)
内容の説明▼
膠原病は同じ病名でも各症例により、その対応の仕方も違ってくる。そこでこのケースレポートでは実地医家の立場より可能な限り、総括的にして、なお各疾患の症例ごとの特異性も考慮できるように要領よくまとめたものである。臨床家や研修医にとって病気に対応する考え方をまとめるのに有用であり、とくに巻末資料は日常の実地診療を行う上で役立つ実用書となっている。
おもな目次▼
カラー口絵
はじめに(膠原病とはどんな病気)

CASE1 RA-1 多関節痛を主訴に受診した典型的早期関節リウマチの症例
CASE2 RA-2 発熱、多関節炎、皮疹を訴える悪性リウマチ例
CASE3 RA-3 治療抵抗性関節リウマチ
CASE4 AS 思春期から腰背部痛を認め、慢性に進行した強直性脊椎炎
CASE5 SAPHO 発熱、前胸部痛、腰痛、掌蹠膿疱症、ざ瘡の症例
CASE6 Gout 疼痛のための歩行困難の出現した痛風
CASE7 PM/DM-1 筋症状、筋原性酵素の上昇、皮疹を訴える皮膚筋炎
CASE8 PM/DM-2 典型的ヘリオトロープ疹を示す皮膚筋炎
CASE9 PMR 劇的に改善したリウマチ性多発筋痛症
CASE10 FM 検査所見ではほとんど異常を認めない線維筋痛症
CASE11 SLE-1 典型的な全身性エリテマトーデス
CASE12 SLE-2 ループス腎炎を発症した全身性エリテマトーデス
CASE13 SLE-3 中枢神経障害以外の全身性エリテマトーデス疾患活動性を示さないCNSループス
CASE14 SLE-4 全身性エリテマトーデスの虚血性腸炎、抗リン脂質抗体症候群合併例
CASE15 SS シェーグレン症候群と甲状腺機能低下症、原発性胆汁性肝硬変の合併例
CASE16 MCTD 混合性結合組織病に肺高血圧症を合併した症例
CASE17 SSc 典型的な全身性強皮症
CASE18 AOSD 成人発症Still病の薬物治療が奏功した例
CASE19 MPA 顕微鏡的多発血管炎の混合性結合組織病合併例

巻末資料1 実際のリウマチ性疾患診察の進め方
巻末資料2 膠原病の検査
巻末資料3 ステロイド薬
巻末資料4 膠原病の治療
巻末資料5 略語一覧