認知リハビリテーション VOL.17 NO.1 2012
認知リハビリテーション研究会:編

2012年発行 B5判 67頁
定価(本体価格2,200円+税)
ISBN 9784880027401

その他執筆者など▼
内容の説明▼

 認知リハビリテーションVol.17 No.1には、特別寄稿として、『頭頂葉:視覚と運動のインタラクション』(泰羅雅登先生)、さらに、『認知症予防:地域における早期発見とリハビリテーション』(目黒謙一先生)が掲載されています。
 さらに平成23年度に開催された認知リハビリテーション研究会で発表された講演内容が、論文として計6本掲載されていますが、アパシー、自発性欠如、記憶錯誤、人格の変化など、神経心理学的障害としては従来その周辺部分を占めていたと思われる領域の病態に関する論文が多く掲載されています。ぜひご一読いただき、臨床に役立てていただきたいと思います。

おもな目次▼

特別寄稿
1.認知症予防:地域における早期発見(二次予防)とリハビリテーション(三次予防)
 (目黒謙一)
2.頭頂葉:視覚と運動のインタラクション  (泰羅雅登)

原  著
1.下垂体腺腫により全盲とアパシーを呈した症例への認知リハビリテーション
 (北條具仁・船山道隆・中川良尚・佐野洋子・加藤正弘)
2.右被殻から前頭葉に及ぶ病変により場所と所有物の重複性記憶錯誤を呈した一例
 (清水賢二・酒井 浩・種村留美・田後裕之・髙橋守正・加藤元一郎)
3.両側前頭葉内側および外側面の損傷により自発性低下を呈した一症例に対する作業療法の試み
 (横田由希・酒井 浩・濱中紀成・髙橋守正・加藤元一郎)

プロシーディング
1.高次脳機能障害者に対する認知リハビリテーション
 -練習帳を課題とする認知機能訓練の標準読書力診断テストによる評価-
 (松葉正子・山本佐代子・藤井正子・矢作 満)
2.ミネソタ多面的人格目録(MMPI)によって抽出された高次脳機能障害患者群の特性に関する検討
 (坪井郁枝・安藤牧子・羽飼富士男・立石雅子・川上途行)
3.RBMT下位項目の着目点と神経心理学的検査による自立度の判定
 (清水真菜加・村山幸照・中田佳佑・原 寛美)