学校に行けない子どもたちへの対応ハンドブック 
小柳憲司 著

2009年発行 A5判 100頁
定価(本体価格1,800円+税)
ISBN9784880028040

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内容の説明▼
小児医療の現場において「不登校」はいろんな場面に合わせて出現し、その対応について家族や医師を悩ませます。小児心療科医として診療していると、家族の訴えとして最も多いのは「子どもが学校に行かない」ということですし、表面的には「体調が悪い」としか言わない子どもの主訴の裏側に、じつは「学校生活が負担だ」という思いが隠れている場合もしばしばあります。不登校は非常に多様な病態で、併存する疾患の有無、生育環境、学校環境などの違いによって対応も大きく異なりますが、どのような不登校にも共通する大きな問題は「成長に必要な社会参加の機会が奪われてしまう」ということです。本書は、不登校に伴う問題のうち「いかに社会参加をすすめるか」という点に注目し、その対応をできるだけ実践的に記載しました。内容は、医師だけではなく不登校の子どもに関わるすべての人を対象にしています。さまざまな人が、それぞれの立場に合わせて本書をご利用いただければ幸いです。
おもな目次▼
1.不登校について考える
2.不登校の始まりと経過
3.不登校のタイプ分類
4.不登校への対応(基礎編)
5.不登校への対応(時期に応じて)
6.不登校への対応(タイプに応じて)
7.不登校と施設入院療法
8.不登校、その後