マインドフルネス精神医学
マインドフルネスに生きるメソッド

 Erin Zerbo, Alan Schlechter, Seema Desai, Petros Levounis:著
 貝谷久宣:監訳〔医療法人和楽会理事長〕 和楽会グループ:訳

2019年7月発行 A5変型 180頁
定価(本体価格2,800円+税)
9784880028705

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内容の説明

アメリカ精神医学会による精神科医のためのマインドフルネス臨床実践!
臨床でマインドフルネスを実践するためには治療者自身も精通することが必要です。マンドフルネスの実践により新しい医師―患者関係がうまれ、治療自体がマインドフルなものになります。

おもな目次

Chapter 1 マインドフルネスとは何か?
マインドフルネスと瞑想の歴史
福井 至 訳

Chapter 2 可塑性と統合:マインドフルネスの神経科学
川島一朔・髙橋 徹・熊野宏昭 訳
マインドフルネスと心理療法:縦の統合と横の統合
マインドフルネスの全スペクトラム:実践形態,メカニズム,統合
身体のマインドフルネスと自己知覚:新皮質の統合
感受のマインドフルネス,慈しみ,自己制御:辺縁系の統合
マインドフルネスと自己超越:中核脳の統合
まとめ:マインドフルネスと神経精神医学の未来
将来の研究と考察のためのキーポイント

Chapter 3 マインドフルネスの実践
鈴木孝信 訳
マインドフルネス実践に対する姿勢
よくある誤解:実践の目的VS実践の副産物
正式な実践VS非正式な実践
正式な実践を始めるにあたって役立つ助言
マインドフルネス実践の3つの方法
今後の研究と考察のポイント

Chapter 4 人に説くことは自分でも実行せよ
マインドフルな臨床家
境洋二郎 訳
臨床家にとってのマインドフルネスの利点
臨床家のためのマインドフルネス実践の確立
臨床家のマインドフルネスの課題と障壁
さらなる研究と内省のためのキーポイント

Chapter 5 マインドフルネスの練習
セッションの内と外におけるマインドフルネスの統合
山中 学 訳
マインドフルネスの「適合性」
練習の概念的な概要:SPARKモデル
セッションにおける練習
形式的な練習
非形式的な練習
マインドフルネス練習へのあなたの指導力を向上するために
セッション外での練習
マインドフルネスの練習の障害
マインドフルネスの有効性を再考する
さらなる学習と省察のためのキーポイント

Chapter 6 精神疾患の治療法としてのマインドフルネス
原井宏明 訳
特定の疾患を対象としたマインドフルネスに基づく介入
マインドフルネスを基にした治療の個別化に向けて
結論と今後の目標
今後の研究における重要課題と振り返り

Chapter 7 マインドフルネスと瞑想がもたらすウェルネス
精神医療におけるポジティブ心理学の広がり
横山知加 訳
ポジティブ感情
エンゲイジメント
ポジティブな関係性
意味・意義
達成
まとめ
今後の研究のためのポイントとまとめ

Chapter 8 青少年へのマインドフルネスのすすめ
松元智美 訳
青少年のマインドフルネスに関するエビデンス
マインドフルネスの潜在的理論と青少年への効果
マインドフルネスと幼い子ども
マインドフルネスと青年期
子どもの発達とマインドフルネス
子どもとのマインドフルネス実践
マインドフルネスと精神病理学
後学のためのキーポイントと振り返り

Chapter 9 マインドフルネスによる物質使用障害治療への介入
梅景 正 訳
作用機序
物質使用障害治療におけるマインドフルネスの利点
物質依存におけるマインドフルネスに基づく介入
物質使用障害を治療する臨床家のためのマインドフルネスに基づく介入
今後の研究と省察のためのキーポイント

Chapter 10 マインドフル・イーティング
鈴木孝信 訳
マインドフル・イーティングの歴史
マインドフルネスが食行動に与える影響
マインドフル・イーティング 指導のプロトコル
マインドフル・イーティングの研究
マインドフル・イーティングの臨床応用
マインドフル・イーティングを学ぶ際の問題
今後の研究と考察のポイント

Chapter 11 マインドフルネスとテクノロジー
竹林 唯 訳
日常生活のテクノロジーをマインドフルに用いる
マインドフルネスを強化するテクノロジー
マインドフルテクノロジーの将来の方向性
今後の研究とアイデアのためのキーポイント

付録A 瞑想の音声ガイド
付録B マインドフルネスの参考資料
索引