Modern Physician 24-6 一般診療科医のための抗不安薬の選び方と使い方 
久保 千春 企画編集

2004年発行 B5判 143頁
定価(本体価格2,400円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
抗不安薬の「すべて」をわかりやすく解説。
臨床に即したすぐ使える内容。
不安が引き起こす症状を全身の部位ごとに概説。実際の症例を呈示しながら具体的な対処法を伝授します。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□不安の症状と病態生理(田中正敏)

□抗不安障害の分類と診断(高居義将ほか)

□抗不安薬の薬理(小手川勤ほか)

□抗不安薬の種類(尾鷲登志美ほか)

□抗不安薬併用の問題(田島 治)

□高齢者の抗不安薬の使い方(山下英尚ほか)

□抗不安薬の副作用とやめ方(佐々木幸哉ほか)

□不安障害の抗不安薬治療の実際
1.不安神経症(全般性不安障害)(越野好文)
2.パニック障害(坂本典之ほか)

□各診療科での抗不安薬治療の実際─症例提示─
1.脳・神経系(竹川英宏ほか)
2.呼吸器系(千田要一ほか)
3.循環器系(稲光哲明)
4.消化器系(小笹裕美子ほか)
5.内分泌系(山田宇以ほか)
6.代謝系(鷲山健一郎ほか)
7.産婦人科(岩佐弘一ほか)
8.耳鼻咽喉科(川内秀之)
9.小児科(永井 章ほか)
10.皮膚科(羽白 誠)
11.歯科口腔外科(豊福 明ほか)

【連  載】

■診療の秘訣■
多発性嚢胞腎(ADPKD)のみかた(望月俊雄)

■私の処方■
パーキンソン病の治療─ドパミン・アゴニスト単独療法と日内運動変動への対応─(野川 茂)

■名医・診療のエッセンス■37
副作用のうわぬり(鈴木 信)

■こんなときどうする─日常診療で役立つ、ちょっとしたヒント■
当医師会の会員の先生が、血液型から患者の性格を分類し、これと服薬コンプライアンスとの相関を求め、当医師会で発表した。服薬コンプライアンスはともかく、はたして血液型と性格との間に連関があるのか(高松純樹)
朝方、軽い喘息発作を生じる31歳の女性で、フルチカゾンの吸入、テオフィリン、ロイコトリエン拮抗薬の服用と、発作時プロカテロールの吸入をしている。妊娠が判明したが、このまま従来の治療を継続してよいか(山下直美)

■漢方薬の正しい使い方─肝疾患と小柴胡湯シリーズ■
C型慢性肝炎:インターフェロン不応例(持田 智)

■薬物療法の秘訣■
COPDにおけるQOL評価と薬物治療の効果(西村浩一)

■最近の話題■
PPARγリガンドは大腸癌の予防薬となるか?(渡辺明治)

■脳画像所見の読み方─“脳外傷後の高次脳機能障害”を見逃さないために■3
急性期の迂回層・中脳周囲槽出血(益澤秀明ほか)

■心疾患─間違えないためのコツ■13
左室機能の評価2(澤田 準)

■目でみる膠原病■
メチシリン耐性ブドウ球菌による腸腰筋膿瘍で死亡した全身性エリテマトーデスの一症例(金 英俊ほか)
難治性ループス腎炎に真菌感染症を併発したオーバーラップ症候群の一例(松下雅和ほか)