Modern Physician 24-7 大腸癌治療の総合戦略 
今井浩三、藤盛孝博 企画編集

2004年発行 B5判 158頁
定価(本体価格2,600円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
大腸癌診断の常識を再確認。
大腸早期癌、大腸進行癌、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)に分け、それぞれについて総合治療戦略の立て方を検討します。
カラー多数。GIFC討論会内容を収録。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□大腸癌治療の総合戦略(総論)(有村佳昭ほか)

□大腸癌の疫学(国際比較)(山崎幸直ほか)

□大腸腫瘍診断の常識
1.大腸の内視鏡に必要な組織形態(小野祐子ほか)
2.大腸内視鏡に必要な表面構造(樫田博史)
3.大腸癌のセンチネルリンパ節(北川雄光ほか)
4.大腸腫瘍の診断学──早期大腸癌の深達度診断(津田純郎ほか)

□大腸早期癌の治療
1.大腸sm癌の治療,腹腔鏡下手術の最先端(渡邊昌彦)
2.大腸sm癌のリンパ節転移の予測(病理学的評価)──大腸癌研究会の報告をもとに(富永圭一ほか)
3.大腸癌の微小リンパ節転移の臨床的意義(知花洋子ほか)
4.大腸sm癌と肝転移,その診断(小林 隆ほか)
5.大腸腫瘍の治療とNSAIDs(辰口篤志ほか)
6.生活習慣と大腸癌(岡田恵一朗ほか)

□大腸進行癌の治療
1.大腸癌の外科治療の最前線(大木進司ほか)
2.EBMからみた大腸癌化学療法─最近の進歩(大津 敦)
3.大腸癌と免疫・遺伝子治療(日野田裕治)

□IBD(UC,Crohn)の診断とその周辺
1.IBDの内視鏡診断のポイント(日下利広ほか)
2.IBDの治療選択(川島耕作ほか)
3.IBD以外の炎症性腸疾患の診断,内視鏡と生検(押谷伸英ほか)
4.IBDcancerとその予防(藤田 穣ほか)
5.潰瘍性大腸炎のdysplasiaを内視鏡・生検診断する問題点(渡邉聡明ほか)

□症例で学ぶ早期胃・大腸癌の実態顕微鏡像アトラス
1.villouspatternをともなったIIa型早期大腸癌の一例(甲斐原司ほか)
2.IIc様形態を呈した小進行大腸癌の一例(柏木亮一)

□その他
GIFC講演質疑応答および総合討論の内容

【連  載】

■診療の秘訣■
パーキンソン病の診断─特に早期患者の鑑別について─(野川(茂)

■私の処方■
軽い耐糖能異常と軽度肥満をともなうLDL120mg/dlの冠動脈硬化症患者(安達(仁)

■漢方薬の正しい使い方─肝疾患と小柴胡湯シリーズ■
C型慢性肝炎(高齢者)(多羅尾和郎)

■名医・診療のエッセンス■38
速くゆっくり(鈴木 信)

■こんなときどうする─日常診療で役立つ、ちょっとしたヒント■
転移のない、早期胃癌の52歳の男性患者。手術を頑固に拒否し、丸山ワクチン治療を希望している。医師として患者の希望を優先すべきか(新見正則)
ツベルクリン反応陽性児童にBCGを間違って接種した場合どうなるか。またBCG接種既往のある成人が検診等でツベルクリン反応陰性であった場合、再接種sるる必要はあるか(宮下 琢)

■脳画像所見の読み方─“脳外傷後の高次脳機能障害”を見逃さないために■4
急性期の脳室出血が意味するもの(益澤秀明ほか)

■目でみる膠原病■
全身性エリテマトーデスに血栓性血小板減少性紫斑病を合併した一例(中原ともこほか)
難治性血小板減少および急性ループス肺臓炎を伴った全身性エリテマトーデスの一例(名切 裕)

■診療のコツ■
Epstein-Barrvirus陽性胃癌(西川 潤ほか)