Modern Physician 24-10 EBM 時代における白血病とリンパ腫の治療 
堀田 知光 企画編集

2004年発行 B5判 128頁
定価(本体価格2,400円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
白血病と急性リンパ腫の治療について,今日の到達点と課題を解説.
治療戦略の新たな動向や,新規治療薬の開発状況とその可能性について詳述.
EBMに基づいた新しい治療法のスタンダードを探る.
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□巻頭言(堀田知光)

□白血病
1.CBF白血病の治療の到達点と課題(大竹茂樹)
2.急性前骨髄性白血病治療の到達点とトレチノイン耐性の克服(竹下明裕)
3.急性リンパ性白血病治療の到達点と課題(矢ケ崎史治他)
4.ハイリスク急性骨髄性白血病の治療戦略(宮脇修一)
5.高齢者急性白血病の治療の現状と問題点(脇田充史)
6.慢性骨髄性白血病の治療体系の変化と課題(大西一功)
7.急性白血病に対する分子標的治療薬の開発状況(清井 仁)

□悪性リンパ腫
1.進行期ホジキンリンパ腫に対する標準的治療法開発の新たな動向─Gold StandardであるABVDに対するBEACOPP,StanfordV療法(鈴木孝世)
2.濾胞性リンパ腫に対する抗体療法の(畠清彦他)
3.低悪性度リンパ腫に対する新規治療薬の開発状(中田匡信)
4.マントル細胞リンパ腫の治療(鏡味良豊)
5.限局期aggressiveリンパ腫の標準的治療と課題(末岡栄三朗ほか)
6.進行期aggressiveリンパ腫に対するdose-intensityの今日的意義(木下朝博)
7.高齢者aggressiveリンパ腫に対する標準的治療の動向(大間知謙)
8.Aggressiveリンパ腫に対する造血幹細胞移植の現状と課題(島崎千尋)
9.ATLに対する同種造血幹細胞移植の現状と課題(宇都宮與)
10.鼻NK/Tリンパ腫に対する放射線化学療法の現状と課題(山口素子)

【連  載】

■診療の秘訣■
高尿酸血症・痛風(山本徹也)
尿路結石症と副甲状腺(上皮小体)機能亢進症(山口 聡)

■書評■
医学の限界(EdwardS.Golub著、坂本なほ子訳)(丸井英二)

■私の処方■
リハビリテーション処方:脳卒中片麻痺例(佐伯 覚)
高血圧を合併した高尿酸血症(久留一郎)
回復が遷延するギランバレー症候群に対するリハビリテーション処方(岡本隆嗣)

■こんなときどうする──日常診療で役立つ、ちょっとしたヒント■
HIV感染者、とりわけAIDSと診断された患者が、乳酸菌飲料や、チーズ、納豆などを食べると日和見感染を生じる危険がある、との講演を聴いたことがあるが、そのような事例や医学的根拠はあるか(合地研吾)
頭痛を主訴に来院した52歳の男性。商社の管理職。外来での血圧は160/92で無治療の患者で、臨床検査上異常はない。自己血圧測定を4週間していただいたところ、朝170/90前後であるが、帰宅後には110/80前後となり、変動が激しい。喫煙はせず、晩酌は毎日ビール大瓶1本。治療はどうしたらよいか(国保敏晴ほか)

■アメリカの医療制度とその現場■2
アメリカの病院と医師の歴史(河野圭子)

■脳画像所見の読み方──“脳外傷後の高次脳機能障害”を見逃さないために■7
脳挫傷──局在性脳損傷が目立つ症例(益澤秀明ほか)

■心疾患間違えないためのコツ■16
左室の肥大1(澤田準)