Modern Physician 25-2 管理不良高血圧/治療抵抗性高血圧へのアプローチ 
築山久一郎 企画編集

2005年発行 B5判 116頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
日常診療で遭遇することの多い「管理不良高血圧」。その対策法を具体的に解説
さらに適切な降圧薬を処方しても十分に降圧されない「治療抵抗性高血圧」にどのように応じたらよいか記述。
臨床で迷ったらぜひ本誌をご一読下さい。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□頻度,定義,予後
1.管理不良高血圧はどのくらいの頻度でみられるか──住民研究/大規模介入試験成績(築山久一郎ほか)
2.血圧管理不良例には,何か臨床的な特徴はあるのか,予後はどうか(島本和明)
3.どのような基準を満たせば治療抵抗性高血圧と診断するか(瀧下修一)
4.主治医は血圧管理をどのように意識し,高血圧管理指針を遵守するか(西尾一郎)

□対  策
1.治療抵抗性高血圧へどうアプローチすればよいか(松岡博昭)
2.不適切な血圧測定によって血圧を高値に誤認することを避ける対策はあるのか(朽久保修ほか)
3.白衣高血圧あるいは偽性高血圧を鑑別するには,どうすればよいか(柴崎誠一ほか)
4.真の管理不良高血圧例と白衣性管理不良高血圧例とをどう鑑別するか,どう対応すればよいか(渡部大介ほか)
5.どのような生活習慣が降圧薬治療薬に拮抗するか,対策はどうするか(高橋敦彦ほか)
6.血圧上昇をきたす睡眠時無呼吸症候群,どう診断し,対応すればよいか(齊藤郁夫)

□薬物療法
1.服薬コンプライアンスを良好に保つために降圧薬をどう用いればよいか(芦田映直)
2.管理不良高血圧例/治療抵抗性高血圧例における服薬コンプライアンスの改善はどのような効果があるか(又吉哲太郎ほか)
3.降圧効果を減じる薬物相互作用として何を注意すればよいか(木原実ほか)
4.良好な血圧管理を得るために降圧薬をどう併用すればよいか(大石充ほか)
5.管理不良高血圧例において体液貯留をどう診断し,対策を講じればよいか(鈴木洋通)
6.治療抵抗性高血圧例における利尿薬の有効性について(上原譽志夫)
7.管理不良高血圧例における二女性高血圧の除外診断はどうすればよいか(宮森勇)
8.治療抵抗性高血圧の降圧薬療法のアルゴリズム(田代直彦ほか)

【連  載】

■診療の秘訣■
リハビリテーション医にとって一番大切なことは何ですか?(赤星和人)
尿酸降下薬の開始の仕方(細谷龍男)

■私の処方■
リウマチ性多発性筋痛症(polymyalgiarheumatica,PMR)(松井道志ほか)
摂食嚥下障害患者のリハビリテーション処方(青柳陽一郎)

■こんなときどうする一日常診療で役立つ,ちょっとしたヒント■
喀痰から毎回MRSAが検出される,胃癌術後の外来通院患者自覚症はなく,画像診断上にも異常はない.このMRSA治療の適応と,家庭内で生活する際の注意について(西谷肇)

■脳画像所見の読み方一“脳外傷後の高次脳機能障害”を見逃さないために■第11回
脳幹損傷,小脳損傷(益澤秀明ほか)

■アメリカの医療制度とその現場■第6回
病院の機能認定制度一医療の質と患者の安全を保つために(後編)(河野圭子)

■心疾患間違えないためのコツ■Part.20
虚血性心疾患2(澤田 準)

■目で見る膠原病■
CREST症候群に原発性胆汁硬化症を合併した一例(野澤和久ほか)
難治性で進行性の消化管機能不全を認めたオーバーラップ症候群の一例(浅野正直ほか)