Modern Physician 25-9 アルツハイマー病の危険因子と予防、治療 
宇高不可思 企画編集

2005年発行 B5判 150頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
患者はどの科にも訪れます。もはやアルツハイマー病の知識は全臨床家にとって必須です。専門医、非専門医がどう対処すべきかについて実用的なテーマに焦点を絞って纏められました。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□巻頭言(宇高不可思)

□アルツハイマー病の危険因子と予防の可能性
1.年齢,性別,教育歴(浦上克哉)
2.家族性アルツハイマー病の遺伝学的危険因子(遠山育夫ほか)
3.孤発性アルツハイマー病の遺伝学的危険因子(ApoE)(和泉唯信)
4.孤発性アルツハイマー病の遺伝学的危険因子(ApoE以外)(田口敬子ほか)
5.血管系危険因子(織田雅也ほか)
6.食事・栄養(大塚美恵子)
7.生活習慣(運動,睡眠,嗜好品等)の観点から(藤澤道子ほか)
8.頭部外傷,精神的ストレス,うつ病,歯牙喪失,その他の危険因子(森  敏)

□アルツハイマー病の治療
1.インフォームド・コンセント,病名告知(松田 実)
2.アセチルコリン系賦活療法(下濱 俊)
3.NMDA受容体拮抗薬,NSAIDs等(秋山治彦)
4.アミロイドカスケード仮説に基づく治療戦略(玉岡 晃)
5.周辺症状,BPSDに対する薬物療法(小林美雪ほか)
6.非薬物療法(奥村由美子ほか)
7.アルツハイマー病の治療ガイドライン(中村重信)
8.超早期アルツハイマー病としてのMCIとその治療(高橋 智ほか)

□アルツハイマー病の合併症と対策
1.アルツハイマー病にともなう随伴神経症候─錐体外路症候,けいれん(澤田秀幸ほか)
2.転倒,嚥下障害(岩本俊彦ほか)
3.失禁(榊原隆次ほか)
4.腎不全と人工透析(阪口勝彦)
5.大腿骨頸部骨折,転子部骨折の治療法~認知症との関連を含めて~(坂本 啓ほか)
6.アルツハイマー病経過と予後,死因(北村 伸)
7.末期アルツハイマー病患者のQOLとターミナルケア(原 健二)

□アルツハイマー病の介護,社会支援など
1.アルツハイマー病のケア(畠山治子ほか)
2.家族の介護負担および在宅ケアの質の評価(荒井由美子)
3.介護保険主治医意見書の書き方と認定の問題点(中村重信)
4.施設入所(飯島 節)
5.認知症患者と家族に対する地域支援体制―もの忘れクリニックの活動からみえてくるもの―(藤本直規)
6.成年後見制度の利用(渡邉浩文ほか)

【連  載】

■診療の秘訣■
長引く咳(鈴木恒雄)
小児の採尿方法と血液塗抹標本の作り方(宮田 曠)
内科外来の「関節痛」の上手な診かた(針谷正祥)

■私の処方■
進行期パーキンソン病(沖山亮一)
関節リウマチ―メトトレキサートの次は?―(岩本雅弘)
高脂血症,肝機能障害,不眠症に対する無処方法(松股 孝)

■新臨床研修医に対する指導の実際■
case 9 太田綜合病院付属太田西ノ内病院の場合(粕川禮司ほか)
case 10 仙台厚生病院の場合(赤井裕輝)

■アメリカの医療制度とその現場■第13回
病院における購買方法の変化(河野圭子)

■超音波でここまでわかる膵がん診療??スクリーニングから内科治療まで■3
充実性膵腫瘍─膵がん,内分泌腫瘍,その他(高倉玲奈ほか)

■カンタンにできる脳波判読■第1回
基礎律動(1)(東間正人)