腫瘍内科医に期待されるがん化学療法のマネジメント、避けて通れない終末期医療の実践についてエキスパートが解説します。

【今月のアプローチ】

□巻頭言（石岡千加史）

□わが国の臨床腫瘍医（腫瘍内科医：メディカルオンコロジスト）の現状と将来のあり方（西條長宏）

□欧米における腫瘍内科医（田村和夫）

□腫瘍内科と専門医制度（福岡正博）

□腫瘍内科の日常診療―各臓器別腫瘍内科医の診療の実際
1．食道癌（吉岡孝志）
2．胃癌（瀧内比呂也）
3．大腸癌（小松嘉人ほか）
4．肺癌（西條康夫）
5．乳癌（向井博文）
6．悪性リンパ腫（横山雅大ほか）
7．原発不明癌（米盛勧ほか）

□化学療法―ベスト・マネージメントを目指して
1．副作用対策（須谷顕尚ほか）
2．化学療法とガイドライン（高後　裕）
3．化学療法のクリニカルパス（野家環ほか）
4．外来化学療法（石岡千加史）

□終末期医療―腫瘍内科医から緩和医療への道
1．緩和医療（高橋秀徳ほか）
2．在宅地域医療連携（蘆野吉和）

【連　　載】

■診療の秘訣■
心音聴診のコツとその指導法（上嶋健治）
パーキンソン症状，鑑別診断の秘訣（沖山亮一）
HCV抗体陽性者をみつけたら（佐久川廣）
レビー小体型痴呆（森　　敏）
膠原病診療における副腎皮質ステロイド薬の増量・変更・減量法（岩本雅弘）
胃MALTリンパ腫（西崎　朗）
薬剤性肝障害（河田則文）

■私の処方■
Churg－Strauss症候群（阿部和夫）
続発性アミロイドーシス（寺井千尋）
前立腺肥大症（BPH）の薬物療法―自律神経関連薬剤を中心に（川村壽一）
めまい感（dizziness）の治療（福武敏夫）
慢性疲労症候群（前村和俊ほか）
高脂血症―急性冠症候群とメタボリックシンドローム（朔啓二郎）
群発頭痛（宮下暢夫）

■新臨床研修医に対する指導の実際■
case11池友会小文字病院の場合（久留哲夫）
case12財団法人甲南病院六甲アイランド病院（井上智夫）

■アメリカの医療制度とその現場■第14回
医療経営学修士課程の成り立ちと卒後教育（河野圭子）

■カンタンにできる脳波判読■第2回
基礎律動（2）（東間正人）

■超音波でここまでわかる膵がん診療？？スクリーニングから内科治療まで■4
嚢胞性膵腫瘍（中泉明彦ほか）