Modern Physician 25-11 骨粗鬆症 最新の診断と治療
細井 孝之 企画編集

2005年発行 B5判 140頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
高齢化時代を迎えますます重要となってきた骨粗鬆症診療。最新の知見に基づく多彩なトピックスから、日常診療において役立つTipsが手に入れられます。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□骨粗鬆症の診断
1.骨粗鬆症の概念:歴史的変遷を含めて(乗松尋道)
2.X線写真における脊椎圧迫骨折評価の意義とコツ(曽根照喜)
3.骨粗鬆症の診療における鑑別診断とその手順(楊 鴻生)
4.新しい骨脆弱性の評価と臨床応用の可能性―骨微細構造の観点から(伊東昌子)
5.骨折リスク評価の手段としての骨代謝マーカーの観点から(三木隆己ほか)

□骨粗鬆症の治療と予防
1.EBM に基づく骨粗鬆症の薬物療法
 A.ビスフォスフォネート製剤の使い方(小林千益)
 B.SERM の使い方(五來逸雄)
 C.ビスフォスフォネート、SERM以外の薬物の活用(和田誠基ほか)
2.女性ホルモン補充療法の現状(倉林 工)
3.脊椎圧迫骨折の治療:疼痛管理、リハビリテーション、椎体形成術の現状を含めて(山根弘次ほか)
4.学際的に取り組む高齢者の骨折予防―転倒予防,プロテクター(原田 敦)
5.ステロイド性骨粗鬆症の予防と治療(田中郁子)

□骨粗鬆症を取り巻く環境
1.女性のトータルケアの立場からみた骨粗鬆症診療(宮尾益理子)
2.QOLを指標にした骨粗鬆症診療の実際(遠藤直人ほか)
3.骨粗鬆症の予防における生活習慣指導の意義(太田博明)

□薬物療法の展望
1.骨代謝研究の進展からみたこれからの骨粗鬆症治療薬開発(山内美香ほか)

□骨粗鬆症をめぐるトピックス
1.骨粗鬆症治療薬の他領域への展開:ビスフォスフォネート(卵巣癌進展予防の可能性)(橋本香映ほか)
2.骨粗鬆症治療薬の他領域への展開:活性型ビタミンD(筋肉に対する作用を中心に)(井上大輔)
3.骨粗鬆症治療薬の他領域への展開:ビタミンK(三宅康広ほか)
4.わが国における骨粗鬆症治療に関するエビデンスを求めて―A-TOP研究会の現状と展望(黒田龍彦)
5.遺伝子多型性の研究からみた新しい骨代謝マーカーの可能性(細井孝之)

【連  載】

■診療の秘訣■
パーキンソン病の初発症状(吉井文均)
脳血管障害に類似する疾患の鑑別(立花久大)
多発性筋炎・皮膚筋炎の診療に際して(平形通人)
軽度発達障害の気づきと診断(宮崎千明)
結核を見落とさないために(山岸文雄)
統合失調症患者で原因不明の敗血症をみたら、bacterial translocationを疑うべきである(長嶺敬彦)

■私の処方■
脂肪肝炎(佐久川廣)
サラゾスルファピリジンによる薬剤性過敏症症候群(DIHS)(三浦総一郎)
抗血小板薬(小原さおりほか)
赤芽球癆をともなうT細胞性顆粒リンパ球増多症(押味和夫)
脳血管性痴呆の薬物療法(森  敏)

■新臨床研修医に対する指導の実際■
case 13 神戸市立中央市民病院の場合(盛岡茂文ほか)
case 14 兵庫県立尼崎病院の場合(市川桂二)

■アメリカの医療制度とその現場■第15回
アメリカの医療保険制度(河野圭子)

■カンタンにできる脳波判読■第3回
てんかん(1)(東間正人)

■超音波でここまでわかる膵がん診療─スクリーニングから内科治療まで■4
EUS下膵生検の方法と意義(石田哲士ほか)