Modern Physician 26-10 管理不良不整脈へのアプローチ 
渡辺  淳 企画編集

2006年発行 B5判 148頁
定価(本体価格2,700円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
にわかに社会的関心が高まりつつある「心臓性突然死」。しかし、その救命率は低く、救急医・心臓医に課せられた課題は重大である。
本特集では、突然死を防ぐため、不整脈の管理方法や薬物療法について触れるとともに、カテーテルアブレーションやリズムデバイスを使った治療や、心肺蘇生と蘇生後の管理までシステマティックに解説します。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□わが国における不整脈死/突然死の現状(渡辺 淳)

□治療抵抗性不整脈の成因と診断的特徴
1.治療抵抗性心房頻拍(野上昭彦)
2.治療抵抗性心房(粗)細動(杉山裕章ほか)
3.治療抵抗性心室頻拍(池田隆徳)

□病態ごとの治療抵抗性不整脈の管理
1.急性心筋梗塞における不整脈管理(横山広行)
2.虚血性心筋症における治療抵抗性不整脈管理(宮地晃平)
3.非虚血性心筋症における治療抵抗性不整脈管理(田邊靖貴ほか)
4.ブルガダ症候群・QT延長症候群の治療戦略(堀江 格ほか)
5.周術期治療抵抗性不整脈への治療戦略(松田直樹)

□心室性難治性不整脈治療の現状
1.心室頻拍の薬物治療 III型薬(三浦昌人)
2.心室頻拍の薬物治療 β遮断薬(横式尚司ほか)

□カテーテルアブレーションによる難治性不整脈治療戦略
1.心房頻拍のカテーテルアブレーション(岩佐 篤ほか)
2.心房細動のカテーテルアブレーション(熊谷浩司)
3.器質的心疾患に合併する心室頻拍に対するカテーテルアブレーション(吉田健太郎ほか)

□リズムデバイスによる不整脈治療の現状
1.ペースメーキング治療の現状(小宮憲洋ほか)
2.ICD治療の現状(伊藤 誠)
3.ICD植え込み後の不整脈ストームの管理(池主雅臣ほか)

□心肺蘇生と蘇生後管理
1.AEDを用いたCPR手順の実際(遠藤智之ほか)
2.蘇生後の治療抵抗性不整脈の管理(肥後太基)

【連  載】

■診療の秘訣■
リウマチ性多発筋痛症(宮下暢夫)
帯状疱疹で舌の粘膜疹をみたら末梢性顔面神経麻痺の合併を考えよ(長嶺敬彦)
鉄欠乏性貧血(寺田秀夫)
診察とは?(石川 治)
マルチファクターで考えよう(板東 浩)
慢性疼痛を訴える患者に対する診療のコツ─痛みに対するトータルケアー(佐藤勝彦)

■私の処方■
心療内科における向精神薬の使用法(江花昭一)
降圧薬の併用療法(築山久一郎)
糖尿病をともなった若年性本態性高血圧のおける降圧薬の選択(羽野卓三)
メタボリックシンドロームに対する降圧療法(西川哲男)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編─■ケース18,19(日山 亨ほか)

■カンタンにできる脳波判読■第12回
認知症とその周辺(1)(東間正人)

■心疾患間違えないためのコツ■Part. 32
血管の異常1(澤田 準)