Modern Physician 27-01 ふるえの臨床 
黒田康夫 企画編集

2007年発行 B5判 124頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
ふるえ(振戦)をきたす疾患は多く、治療法もそれに対応して異なり、正確な診断ができないと重大な問題になります。
本特集では、前半で「ふるえ」の診断と治療のポイントを説明し、その後、随伴症状から原因疾患を探るための要点を解説します。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】

序──「ふるえの臨床」の特集にあたって(黒田康夫)

□ふるえの診断と治療のポイント
1.病歴と診察のポイント(近藤智善)
2.振戦の診断のポイント(有村公良)
3.振戦と鑑別すべき病態の鑑別のポイント(安井建一ほか)
4.どのような血液検査をすべきか(小笠原淳一ほか)
5.電気生理学的検査でわかること(矢澤省吾ほか)
6.画像検査で注意すべき異常(岡田竜一郎)
7.パーキンソン病と本態性振戦の鑑別のポイント(久野貞子)
8.パーキンソン病とパーキンソン症候群の鑑別のポイント(岡本幸市)
9.ふるえとけいれんの鑑別のポイント(赤松直樹ほか)
10.ふるの治療(矢部勇人ほか)
11.パーキンソン病の治療方針(近藤智善)

□ふるえと随伴症状から原因疾患を診断する
1.ふるえと認知症(冨山誠彦ほか)
2.ふるえと大脳基底核症候(内野 誠)
3.ふるえと小脳失調(沼澤祥行ほか)
4.ふるえと代謝・内分泌異常(藤井明弘ほか)
5.ふるえと意識障害(長山成美ほか)
6.ふるえと末梢神経障害(野寺裕之)
7.家族性発症のふるえ(孤野一葉ほか)
8.ふるえと薬物服用(朝日 理ほか)
9.ふるえと自律神経(森田 洋)

【連  載】

■書評■
津下一代 著〈プロの知識・プロの技術シリーズ1〉糖尿病予防のための行動変容(松田晋哉)

■診療の秘訣■
心血管病リスクファクターとしての慢性腎臓病(塚本雄介)
高血圧を診たら──原発性アルドステロン症を疑う?──(西川哲男)
心不全で発症した高齢者急性心筋梗塞(中橋 毅ほか)

■私の処方■
頭部外傷後の器質性精神障害(急性期)(上條吉人)
突発性脳波異常をともなう片頭痛患者への処方(高橋剛夫)
心身相関の5つのタイプ(山本晴義)
メタボリックシンドロームを合併した高血圧(島本和明)
疼痛をともなう夜間勃起(白井將文)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編─■ケース24, 25(日山 亨ほか)

■トピックス■
Brugada症候群・QT延長症候群の治療戦略(清水 渉)

■心疾患 間違えないためのコツ■Part. 34(最終回)
周術期の心エコー図検査(澤田 準)