Modern Physician 27-07 クローン病診療の進歩 
松井敏幸、藤本一眞 企画編集

2007年発行 B5判 156頁
定価(本体価格3,200円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
緩解維持療法や、新たな薬剤の使用方法など、クローン病をめぐる新しい知見は日進月歩であります。
本特集は、多くの研究者が得意なテーマを執筆。一読していただくと最新の進歩がたちどころに理解されます。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】

巻頭言(松井敏幸)

□総説 クローン病診療の新展開
1.クローン病の病態と治療目標(市川仁志ほか)
2.IBDの自然免疫と治療(小川敦弘ほか)
3.クローン病の自然史(松井敏幸)
4.クローン病の遺伝子異常と遺伝子情報の治療応用(角田洋一ほか)
5.クローン病の疫学(阪本尚正)

□クローン病に対する内視鏡診断と治療
1.ダブルバルーン内視鏡による診断(小林 剛ほか)
2.カプセル内視鏡による診断(中村正直ほか)
3.内視鏡的拡張術(平井郁仁ほか)

□クローン病に対する薬物療法の進歩
1.クローン病におけるプラセボ効果と臨床評価(青柳邦彦ほか)
2.クローン病に対するアザチオプリン・6-メルカプトプリンの適応と使用方法(花井洋行ほか)
3.免疫抑制剤の進歩(仲瀬裕志)
4.新たな薬物治療──経口球形吸着炭素製剤、接着因子製剤の応用(福田能啓)

□クローン病に対する生物学的製剤の進歩
1.その理論と背景(長堀正和ほか)
2.臨床効果と適切な使用法(伊藤裕章)
3.副作用と対策(鈴木康夫)
4.Top-down療法(本谷 聡ほか)

□栄養療法の進歩
1.経腸栄養療法のエビデンス(高木 承ほか)
2.栄養療法:生物学的製剤、薬物療法との併用効果(松本主之ほか)

□妊娠、出産に対する対処法の進歩
1.妊娠と活動期の関係(大楽紀子ほか)
2.薬物療法との関係(酒匂美奈子ほか)

□外科治療の進歩
1.狭窄形成術(二見喜太郎)
2.腹腔鏡手術(高橋賢一ほか)
3.クローン病手術例の術後再発とその対策(杉田 昭ほか)

□その他
GIFC講演質疑応答と総合討論の内容

【連  載】

■診療の秘訣■
“微笑み型うつ病”に注意:メンタル不調の中高年男性患者は2度医者をだます(石蔵文信)
物忘れ外来での診療のコツ(小阪憲司)
生活習慣病に対する生活指導(田代 淳)
妊娠中の服薬に関する相談(田中敏博)

■私の処方■
高齢者における精神症状には(田北昌史)
顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis, MPA)(橋本博史)
非代償性肝硬変における肝性脳症(山本和秀)

■我らスローセラピー宣言!■第2回(後山尚久)

■脳神経外科領域における外来漢方■その4
脳血管障害の漢方治療(宮上光祐)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─入院編■ケース9,10(日山 亨ほか)

■地域連携への取り組み■ケースレポート2(山中鈴美ほか)