Modern Physician 27-10 頸動脈エコー法の臨床 
山崎義光 企画編集

2007年発行 B5判 138頁
定価(本体価格2,800円+税)
内科系総合雑誌
その他執筆者など▼
内容の説明▼
早期動脈硬化研究会提唱の手技、計測部位、計測方法を中心に詳細に解説。
計測方法がブラックボックス化するにしたがって誤りが起きますが、本特集ではハード面、ソフト面から概略を説明し、間違いの少ない頸動脈エコー法をお伝えします。明日からの日常診療にすぐ役立つ内容です。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】

特集にあたって(山崎義光)

□頸動脈エコー検査の対象(松尾汎)

□頸動脈エコーの基礎
1.頸動脈の解剖・病理(杉岡憲一ほか)
2.血管エコーの原理(中尾伸二ほか)
3.頸動脈内の血流の特性(菅原基晃ほか)

□頸動脈エコーの実際
1.頸動脈観察の基本─被験者、器械の条件設定、画像の表示法、短軸操作・長軸操作など基本手技(佐藤洋)
2.頸動脈病変の評価─IMT測定(尾崎俊也)
3.頸動脈病変の評価─プラークの分類・プラークスコア(長束一行)
4.頸動脈血流速度の評価(齊藤正樹ほか)
5.頸動脈病変の評価─Stiffness parameterβ(絵本正憲ほか)
6.椎骨動脈の描出と評価(脇英彦)

□頸動脈病変の意義
1.IMTの意義(片上直人)
2.プラークの分類と意義、プラークスコアの意義(半田伸夫)
3.頸動脈血流評価の意義(齊藤正樹ほか)
4.Stiffness parapeterβの意義(藤代健太郎ほか)

□頸動脈病変に対する治療
1.内科的治療法(提由紀子)
2.内頸動脈狭窄症に対する外科的治療(種村浩)

□トピックス
1.超音波後方散乱(IBS)(片上直人ほか)
2.TCDのコツと応用(坂口学)
3.頸動脈のMRイメージング(西村恒彦)


【連  載】

■診療の秘訣■
発症予防医学のすすめ(周東寛)
無症候性心筋虚血(三浦傅)
息切れしている高齢者を診たら(寺本信嗣)
食道拡張症と誤嚥性肺炎(長嶺敬彦)
顔を見ただけで診断できる内分泌疾患がある(岡本新悟)

■私の処方■
自己免疫性膵炎(丹野誠志)
ビタミンB12欠乏症における経口補充療法(得平道英)
新規LDL-C低下薬─エゼチミブをスタチンへadd-on(野田慶太ほか)
男性の排尿障害(堀江重郎)

■我らスローセラピー宣言!■第5回(深尾篤嗣)

■症例報告■COPDの早期発見から包括的呼吸リハビリテーションの取り組み─IPAGのCOPD質問票によるスクリーニングの有用性と患者教育の重要性(篠田千恵)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─入院編■ケース15,16(日山亨ほか)

■脳神経外科領域における外来漢方■その7
脳腫瘍治療における十全大補湯の有効性─自験例の検討─(宮上光祐)

■診療のコツ■
本態性血小板増加症と肢端紅痛症(臼杵憲祐)