Modern Physician 28-4 褥瘡診療の実際 すべての医師のための知識とスキル
宮地良樹 企画編集

2008年発行 B5判 164頁
定価(本体価格2,800円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
チーム医療が重要とされる現代の医療現場においては、褥瘡に対する知識はすべての医師が等しく共有すべきものです。
本特集では褥瘡とは何かという基本的知識から、その予防・評価・治療までを網羅。また、褥瘡をめぐる最近の興味深い話題にもふれます。

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

□褥瘡診療の動向(宮地良樹)

□褥瘡を知る
1.褥瘡はなぜできる?─発症機序─(門野岳史)
2.どういう人が褥瘡になりやすいのか?(大浦武彦)
3.褥瘡はどれくらいあるのか?(須釜淳子)
4.褥瘡はどのような経過をたどるのか─急性期・慢性期スキーム─(永井弥生ほか)

□褥瘡を予防する
1.臥位でのポジショニングによる予防(田中マキ子)
2.体圧分散寝具による予防(松尾淳子ほか)
3.車いすでの予防(廣瀬秀行)
4.摩擦とずれの予防(南由紀子)
5.スキンケアによる浸軟の予防(溝上祐子)

□褥瘡を評価する
1.リスク評価法(大桑麻由美)
2.創面評価法(貝川恵子)
3.栄養状態の評価(足立香代子)
4.感染評価─全身・局所─(中村義徳)

□褥瘡を治す
1.褥瘡局所治療ガイドライン(立花隆夫)
2.創傷治癒理論(岡 博昭)
3.急性期褥瘡の治療(川上重彦ほか)
4.慢性期褥瘡の治療~外用薬・ドレッシング材から手術まで~
 a.壊死組織除去治療のオプション(武田 陸ほか)
 b.滲出液管理治療のオプション(岸邊美幸)
 c.局所感染治療のオプション(是枝 哲)
 d.ポケットをなくすには(辻 依子ほか)
 e.肉芽形成促進のオプション(松村由美)
 f.創の縮小・上皮化促進のオプション(田村敦志)
5.慢性期褥瘡の栄養管理(児玉佳之ほか)
6.褥瘡クリニカルパス(岡本泰岳)
7.褥瘡管理の今後の展望(大浦武彦)

□トピックス
1.急性期病院の褥瘡はどこが違う?(宇野光子)
2.開業医による在宅褥瘡診療の実践(袋 秀平)
3.ラップ療法の功罪を総括する(幸野 健)
4.褥瘡に関する行政施策(保険制度)の変遷(美濃良夫)
5.褥瘡診療の社会保険診療報酬制度上の制約─被覆材を中心に─(貝谷敏子)
6.褥瘡のチーム医療─急性期病院を例に─(三富陽子)
7.褥瘡対策未実施減算施策で褥瘡は減ったのか?(志渡晃一)
8.家族の理解を深めるために(田中秀子)

【連  載】

■診療の秘訣■
深在性真菌症の血清診断(前崎繁文)
白苔をともなう咽頭炎(大平善之)
過眠、過食をともなううつ病(非定型うつ病)(多田幸司)
脳梗塞慢性期の診療(小林栄喜)
思春期相談のポイント(平岩幹男)
乳癌に合併したNAFLD治療に際して(西原利治)

■私の処方■
がん患者に合併するうつ病の治療(清水 研)
薬物乱用頭痛の治療(橋本洋一郎)
逆流性食道炎/胃食道逆流の症状に対する酸分泌抑制薬の使い分け(稲森正彦ほか)
乳幼児喘息(赤澤 晃)
男性不妊症に対する非内分泌療法(辻村 晃ほか)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─入院編■ケース27, 28(日山 亨ほか)

■脳神経外科領域における外来漢方■その13
神経因性膀胱による排尿障害の漢方治療(宮上光祐)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第4回
DATAステップの基礎(大橋 渉)