Modern Physician 28-9 抗菌薬 up to date 何を選び、どう使うのか? 最新の知識
渡辺 彰 企画編集

2008年発行 B5判 146頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
種類が多く使い分けが難しい抗菌薬。本特集では、まず薬の系統ごとの適応を解説。次に疾患ごとに薬の選び方を伝授。また耐性菌への対処や抗菌療法の開始・終了の判断など、治療の実際をわかりやすく解説します。
☆気になる話題や今さら聞けない語句の意味を概説したミニコーナーあり


なお、単行本版『最新抗菌薬療法マニュアル』は、この特集を最新にアップデートしたものになります。
おもな目次▼
【今月のアプローチ】

□抗菌薬各論
1.抗菌薬はどのように分類するとわかりやすいか?(渡辺 彰)
2.β-ラクタム系抗菌薬とは?その特徴と適応(平松和史)
3.マクロライド系・ケトライド系・リンコマイシン系・テトラサイクリン系抗菌薬の特徴と適応(古西 満ほか)
4.キノロン系薬とアミノグリコシド系薬の特徴と適応(関 雅文ほか)
5.グリコペプチド系・オキサゾリジノン系・ストレプトグラミン系抗菌薬の特徴と適応(石川 周)
6.抗菌薬の有効性を高める使い方~PK-PDを含めて~(三鴨廣繁ほか)
7.抗菌薬の安全な使い方(具 芳明ほか)

□疾患各論
1.髄膜炎と敗血症;何を選んでどう使うか?(細矢光亮)
2.市中肺炎;何を選んでどう使うか?(中村茂樹ほか)
3.院内肺炎;何を選んでどう使うか?(宮良高維)
4.肝・胆道系感染症;何を選んでどう使うか?(加川建弘)
5.腸管感染症;何を選んでどう使うか?(宇野健司ほか)
6.外科感染症の治療と予防;何を選んでどう使うか?(草地信也)
7.尿路感染症;何を選んでどう使うか?(田中正利)
8.眼科感染症;何を選んでどう使うか?(宇野敏彦)
9.耳鼻咽喉科感染症;何を選んでどう使うか?(保富宗城ほか)
10.産婦人科感染症;何を選んでどう使うか?(保田仁介)
11.整形外科感染症;何を選んでどう使うか?(橋本晋平)
12.歯科・口腔外科感染症;何を選んでどう使うか?(金子明寛)
13.小児感染症の特徴と抗菌薬の使い方(岩田 敏)
14.高齢者感染症の特徴と抗菌薬の使い方(大類 孝)

□抗菌薬治療の実際
1.かぜに抗菌薬を使うのか?使わないのか? 小児(吉田 均ほか)
2.かぜに抗菌薬を使うのか?使わないのか? 成人・高齢者(青島正大ほか)
3.抗菌薬開始のポイントは何か?(中村匡宏)
4.抗MRSA薬の使用を決めるポイント(三木 誠)
5.MDRP(多剤耐性緑膿菌)にどう対処するか?(藤村 茂)
6.抗菌薬終了の判断はどのように行うか?(宮里明子ほか)

【そこが知りたい、ミニ知識】
1.MIC、subMIC、MBC、MPCとは何か?(吉田正樹)
2.薬剤感受性成績はこう読む(福岡麻美ほか)
3.原因菌と定着菌はこう判別する(大毛宏喜)
4.バイオフィルムとは?クォーラムセンシングとは?(五味和紀)
5.マクロライド少量投与はいつまで続けるのか?(白井 亮ほか)
6.PK/PDとは何か?臨床ではどう役に立つのか?(徳江 豊)
7.TDMはいつ、どのように行うか?(細谷 順ほか)
8.レスピラトリーキノロンとは?(吉田耕一郎ほか)
9.抗菌薬サイクリングは本当に有用か?ミキシングとは何か?(竹末芳生ほか)
10.皮内反応はなぜ行わなくともよいのか?(比嘉 太)

【今月のアプローチ】

■診療の秘訣■
心に残った症例(袋 秀平)
肥満を伴った高血圧と糖尿病の関係(森 豊)
泌尿器がんを見逃さないために~泌尿器科専門外の医師の方に~(羽渕友則)
膣の異形成病変(菅生元康)
有症候性心房細胞細動患者の対処法(渡邉英一)

■私の処方■
経皮的冠動脈形成術後の患者に対する投薬(佐藤匡也)
慢性蕁麻疹に効かせる処方─皮膚科医のコツ(幸野 健)
アトピー性皮膚炎:乾燥皮膚への処方(袋 秀平)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─刑事責任編■ケース3, 4(日山 亨ほか)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第9回
検定の考え方(大橋 渉)

■書評■総合診療医のための「子どもの眠り」の基礎知識(神山潤/著)(平林大輔)