Modern Physician 28-12 神経変性疾患の診断と治療 脳の時代21世紀の克服にむけて
服部信孝 企画編集

2008年発行 B5判 146頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
治療困難といわれる神経変性疾患群。しかし脳研究にスポットがあてられている近年、病態メカニズムや新しい治療法の発見はめざましいものがあります。
本特集ではそんな各神経変性疾患について、最新の診断と治療をわかりやすく解説します。

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

□診断編
1.パーキンソン病(高橋一司)
2.進行性核上性麻痺(村山繁雄ほか)
3.大脳皮質基底核変性症(高梨雅史)
4.多系統萎縮症の診断(高橋 真ほか)
5.レビー小体型認知症(井関栄三)
6.アルツハイマー病(富田泰輔)
7.前頭側頭型認知症(本井ゆみ子)
8.筋萎縮性側索硬化症(漆谷 真)
9.球脊髄性萎縮症(鈴木啓介ほか)

□治療編
1.パーキンソン病運動症状の薬物療法(長谷川一子)
2.パーキンソン病の外科的治療(深谷 親ほか)
3.認知症を主症状とする神経変性疾患の治療─アルツハイマー病に対する治療を中心に(永山 寛)
4.磁気刺激と神経変性疾患(榎本博之ほか)
5.自律神経症状の治療(織茂智之)
6.パーキンソニズム─睡眠障害(鈴木圭輔ほか)
7.神経変性疾患のリハビリテーション(林 明人)

□トピックス
1.家族性パーキンソン病(佐藤栄人)
2.TDP-43(小久保康昌)
3.遺伝性脊髄小脳変性症(松浦 徹)
4.遺伝性ALS(永井真貴子)
5.シヌクレインオパチー(藤田雅代ほか)
6.タウオパチー(青木直哉ほか)


【連  載】

■診療の秘訣■
不整脈管理におけるベータブロッカーの使用法(加藤林也)
腰椎穿刺のこつ(武田英孝ほか)
上部尿路結石症(伊藤恭典)
胃癌を見落とさない内視鏡検査(榊 信廣)
糖尿病患者の末期腎不全と心血管リスクを防ぐには?(古家大祐)
慢性腎不全に対するアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬・アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)の使い方(大蔵隆文)
スネ網目(網状皮斑・リベド)(幸野 健)
インフォームドコンセント(菅野義彦)
肋間陥凹性呼吸と閉塞性細気管支炎症候群(bronchiolitis obliterans syndrome:BOS)(貫和敏博)
ACTH分泌不全症の診断上で重要な症候(橋本浩三)

■私の処方■
認知症への漢方薬(朝田 隆)
難治てんかんに対する新規抗てんかん薬(池田昭夫)
喘息発作時の対応(東田有智)
下垂体前頭葉機能低下症におけるグルココルチコイドと甲状腺ホルモンの補充療法(橋本浩三)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編Part 2■ケース5,6(日山 亨ほか)