Modern Physician 29-4 二次性高血圧の臨床 高血圧の10人に1人は二次性高血圧
鈴木洋通 企画編集

2009年発行 B5判 134頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
二次性高血圧に焦点を当て、病態生理や診断について解説。日常臨床の中でいかに見つけ出し、どのように対処すべきかがわかります。さらに最新の知見についても概説。二次性高血圧の新しい概念に迫ります。
(本態性高血圧の困った例に対する名医の対処法も収載)

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

□巻頭言:二次性高血圧とは(鈴木洋通)

□二次性高血圧の病態生理を理解する
1.いかにして二次性高血圧を見つけ出すか(佐藤文俊ほか)
2.二次性高血圧にはホルモンがどのように関係しているか?(大村昌夫ほか)
3.二次性高血圧には腎臓がどう関与しているのか(木村玄二郎)
4.二次性高血圧に中枢神経系はどう関与するか(熊谷裕生ほか)

□臨床現場での二次性高血圧は?
1.妊娠や更年期に関連する女性の高血圧は二次性高血圧か?(後藤淳郎)
2.糖尿病や肥満にみられる高血圧は二次性高血圧か(野口雄一ほか)
3.原発性アルドステロン症は本当に多いのか(安田 元ほか)
4.クッシング症候群、クッシング病は体型のみで診断可能か?(三石木綿子ほか)
5.褐色細胞腫と白衣高血圧(宮森 勇)
6.腎尿細管とトランスポーターの異常が高血圧を起こす─本態性高血圧か二次性高血圧か─(實吉 拓ほか)
7.腎血管性高血圧と虚血性腎症はどう異なるか?(神出 計ほか)

□実は二次性高血圧の原因として隠れているものは?
1.睡眠障害は高潔の原因となり得るか(角谷 寛)
2.血圧を上げる薬剤とその機序は(松浦秀夫)
3.嗜好品は高血圧にどのような影響を与えるか(羽根田俊ほか)

□最先端のトピックス
1.二次性高血圧に対するエビデンスとは
2.抗癌剤による高血圧(鈴木洋通)

【今日から使えるミニ知識─6人の名医に聞く】
本態性高血圧の患者指導で困っています、本当のところを教えて下さい
1)働き盛りの血圧を下げる生活習慣の工夫(猿田享男)
2)なぜ塩分を減らせないのか(荒川規矩男)
3)なぜ体重を減らせないのか(柊山幸志郎)
4)降圧薬を服用しているとなぜ食事に気を使わなくなるのか(上原譽志夫、石井當男)
5)メタボリックシンドロームの早期発見に内科医の担う役割(阿部圭志)


【連  載】

■診療の秘訣■
心房細動における抗凝固療法の工夫(白山武司)
成人の遷延性および慢性咳嗽の診療(光延文裕)

■私の処方■
高血圧治療─24時間高圧を達成するために(松浦秀夫)
維持血液透析中の二次性副甲状腺機能亢進症に対する内科的治療(矢野彰三ほか)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編Part 2■ケース13,14(日山 亨ほか)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第13回
多群の比較(2)(大橋 渉)

■臨床検査の視点から見た尿検査と臨床■第2回
尿総蛋白検査(伊藤喜久)

■大阪腹部超音波研究会報告■
非特異的な壁肥厚をきたした胆嚢癌の1例(元木雅浩ほか)