Modern Physician 29-7 未来の消化器医療を探る 
坂本長逸 企画編集

2009年発行 B5判 164頁
定価(本体価格3,800円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
分子生物学的アプローチや、移植医療の変化、H.pylori研究の進展から内視鏡医療の進化など、消化器医療を取り巻く環境の変化は近年著しい。
本特集では、現在行われている最新の診断・治療を紹介すると共に、未来の消化器医療の姿を俯瞰します。

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

序(坂本長逸)
□分子生物学と未来の消化器医療
1.消化器癌治療の未来とエピジェネティクス(今井浩三ほか)
2.ゲノム研究の新たな展開と医療─新しいシークエンサーのインパクト─[GIFC講演1より](菅野純夫)
□外科と未来の消化器医療
1.移植外科の現況と未来[GIFC講演2より](幕内雅敏)
2.大腸癌外科治療の未来を探る(石原聡一郎ほか)
3.アジュバント/ネオアジュバント化学療法の進歩と将来(石川敏昭ほか)
□内科と未来の消化器医療
1.胃癌克服は可能か?(東 健ほか)
2.炎症性腸疾患診療の進歩と今後(松井敏幸)
3.超音波関連手技からみた膵胆道癌診療の未来(糸井隆夫ほか)
□内視鏡医療の未来
1.早期胃癌診断学の現状と将来(八尾建史)
2.早期胃癌内視鏡治療の現状と将来(山下 聡ほか)
3.早期大腸癌診断学の現状と将来(樫田博史ほか)
4.早期大腸癌内視鏡治療の現状と未来(斎藤 豊)
5.ダブルバルーン内視鏡を用いた小腸疾患診断と治療─現状と将来─(山本博徳)
6.カプセル内視鏡を用いた消化管診断学─現状と将来─(藤森俊二ほか)
□放射線診断学と消化管診断学の未来
1.MRI・CTによる将来の消化管診断(楫 靖ほか)
2.PETを用いた消化器,消化管診断学の未来(坂本 攝ほか)
□病理診断学と未来の消化器医療
1.形態診断と分子病理学の接点─現状と将来─(藤盛孝博ほか)
□特別寄稿
『日本の医学・医療の未来を語る』(高久史麿)
□そのほか
第15回GIFC in Tokyoシンポジウムの内容

【連  載】

■診療の秘訣■
子どもの耳が立つ(耳介聳立)(寺田喜平)
のどの痛みに要注意(本村和久)
慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に対する基本的留意点(見坂恒明ほか)

■私の処方■
腎不全保存期(CKD stage 1-4)の高血圧治療では利尿薬の適切な使用を(後藤淳郎)

■臨床検査の視点から見た尿検査と臨床■第5回
腎尿路結石の検査(伊藤喜久)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編Part 2■ケース19, 20(日山 亨ほか)

■診療のエッセンス■(朔啓二郎ほか)

■大阪腹部超音波研究会報告■
USにて十二指腸球部への逸脱が描出された幽門部原発の胃若年性ポリープの1例(岩崎信広ほか)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第16回
医学における多変量解析(2)(大橋 渉)