Modern Physician 29-9 心房細動治療の最前線 発生機序から治療の実際まで
熊谷浩一郎、栗田隆志 企画編集

2009年発行 B5判 122頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
不整脈治療の第一線で活躍する執筆者たちによる解説。これを読めば心房細動治療に対する疑問が氷解します。
近年、長足の進歩を遂げている心房細動治療。その最新知識を網羅し、より臨床に即した実践的な内容です。

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

特集企画にあたって(熊谷浩一郎)
1.心房細動の発現メカニズム(池田隆徳)
2.電気的リモデリングと構造的リモデリング(庭野慎一ほか)
3.心房細動のアップストリーム治療(遠山英子)
4.心房細動に出会ったら(山下武志)
5.心房細動の治療指針:J-RHYTHM試験から学ぶこと(奥山裕司)
6.血栓塞栓症のリスク評価と予知(小松 隆ほか)
7.ワルファリンの適応と使い方(是恒之宏)
8.ワルファリン療法中の抜歯、内視鏡および外科治療(高橋 賢ほか)
9.心拍数調節治療と除細動の適応─症例の選択とタイミング─(草野研吾)
10.一般的な抗不整脈薬の適応と使い方(孤立性心房細動の薬物療法)(三好俊一郎)
11.特殊な抗不整脈薬の適応と使い方(河野安伸ほか)
12.発作性心房細動の頓服療法(新 博次)
13.心不全と心房細動(栗田隆志)
14.発作性心房細動に対するカテーテルアブレーションの適応と実際(里見和浩)
15.慢性心房細動に対するカテーテルアブレーションの適応と実際(高橋良英)
16.Box隔離術の有用性(熊谷浩一郎)
17.ペースメーカ治療の可能性(岡村英夫)
18.外科治療の位置づけと今後の展望(今井克彦)


【連  載】

■診療の秘訣■
のどの痛みを訴える患者の診察─見落としやすい症例─(橋口一弘)
軽い頭痛で来院するくも膜下出血にくれぐれもご用心!(宇高不可思)
外来現場に役立つ臨床推論の考え方(大西弘高)
病歴聴取から迫る臨床診断推論と鑑別疾患の考察(濱口杉大)
インスリン自己注射再指導の重要性(門傳 剛)

■私の処方■
亜急性甲状腺炎の薬物治療(村上 司)
ARB/利尿薬合剤(安田 元)
喘息発作時のテオフィリン製剤(佐藤一樹)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編(Part. 2)■ケース23, 24(日山 亨ほか)

■診療のエッセンス■(朔啓二郎ほか)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第17回(最終回)
SASに関する考察と小技集(大橋 渉)

■臨床検査の視点から見た尿検査と臨床■第7回
「尿細胞診」の考え方(その2)(藤田昌宏ほか)

■大阪腹部超音波研究会報告■
大腸癌との鑑別が困難であった腸間膜脂肪織炎の1例(岩崎信広ほか)