Modern Physician 30-02 頸部痛、肩こりから上肢のシビレ 
米延策雄 企画編集

2010年発行 B5判 113頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
頸部痛、肩こり、上肢のシビレを愁訴に持つ患者はどの診療科にも訪れます。彼らに対するアプローチや診療の進め方はどのようにしたらよいのか。
本特集では、「科学を基盤におく医学」という観点から、専門医がその診療、対応法をわかりやすく解説。日常診療にかかわるすべての臨床医にお勧めしたい特集となりました。
おもな目次▼
□頸部痛,肩こりの概論
1.頸部痛と肩こり―新知見と既成概念の疑問―(田中靖久)
2.肩こりの疫学とQOLへの影響(大谷晃司他)
□頸肩腕症候の鑑別
1.頸部痛,肩こりの診断(細野 昇)
2.肩こりの客観的評価(島田洋一他)
3.肩甲帯の痛みの診断(田中誠人他)
4.頸部痛に伴う上肢の痛み,シビレの診断(坂浦博伸)
5.頸部痛を伴わない上肢の痛み,シビレの診断(西田欽也他)
6.頸部痛ガイドライン(竹下克志)
7.頸椎症の治療(土井田稔)
8.外傷性頸部症候群のマネージメント(松本守雄他)
□頸肩腕症候の治療・対処法
1.肩関節疾患の治療(佐原 亘他)
2.肘周辺の疾患の治療(正富 隆)
3.前腕から手の疾患の診断と治療(島田幸造)
4.肩こりの対処法(竹井 仁)
5.肩こりと枕(山田朱織他)
□整形外科医から内科の先生へ,これだけは知っておきたい専門医からのアドバイス
1.頸椎画像検査所見とその臨床的意味―病的意義の少ない所見について(星地亜都司)
2.腰痛(頸部痛)における心理学的,社会的要因の関与(紺野慎一)
3.整形外科における神経学的診察の重要性(里見和彦)
4.ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは(石橋英明)
5.運動器疾患における生活指導の重要性(川岸利光)

■診療の秘訣■
日常診療上に潜む注意すべき薬剤性副腎不全の実態(東條克能)
孤立性発作性心房細動に対する抗不整脈薬療法の薬剤選択(小松 隆)
肝硬変の難治性腹水(金沢秀典)
アルツハイマー型認知症診療の実際~問診,診察のコツ~(川畑信也)
インスリン抵抗“感”改善(菊地香織)
高齢者の慢性疾患(安藤 喬)

■私の処方■
アルツハイマー病の薬物療法(山口晴保)
痛風の治療(徳田安春)
肝硬変に対する経口分岐鎖アミノ酸製剤の使い分けと投与のタイミング(加藤章信)
高脂血症(脂質異常症)治療における薬物療法の使い分け(吉田雅幸)
ステロイドの処方(佐藤 博)
乳酸菌製剤について(上田剛士)
■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント
  ―医療従事者の健康管理編■ケース7, 8(日山 亨他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 4(山下英臣)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■臨床検査の視点から見た尿検査と臨床■第11回
尿細管性蛋白尿―蛋白個別測定(伊藤喜久)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■①
撮影断面の怪(細矢貴亮)