Modern Physician 30-03 なぜ今,Ca拮抗薬とACE阻害薬なのか? 
吉村道博 企画編集

2010年発行 B5判 119頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
狭心症に著効を示すCa拮抗薬と、効力の高さに定評のあるACA阻害薬。発展めざましい循環器用薬において、今この両薬剤が改めて注目を集めています。本特集では、基礎から臨床まで幅広く議論し、すでにその薬効を認められた両薬剤の隠れた力を発掘することで新たな魅力を提唱。貴重な情報を多数掲載した一冊です。
おもな目次▼
【今月のアプローチ】
□Ca拮抗薬に関する話題
1.Caと平滑筋収縮の関係(CaシグナルとRhoキナーゼ系を含めて)(本郷賢一)
2.Ca2+チャネルの種類とCa拮抗薬の分類(小野克重)
3.CCBの臨床上の効能と副作用(島田和典他)
4.高血圧とCCB(EBMを中心に)(福冨基城他)
5.狭心症とCCB(EBMを中心に)(海北幸一他)
6.私のCCBの使い方(冠攣縮を中心に)(末田章三)
□ACE阻害薬に関する話題
1.ACE阻害薬の歴史と種類(松本研三他)
2.ACE阻害薬の薬理学的作用機序(ACE,ブラジキニンなど)(山川 研他)
3.ACE阻害薬の臨床上の効能と副作用(小武海公明他)
4.高血圧とACE阻害薬(EBMを含めて)(中川直樹他)
5.心不全とACE阻害薬(EBMを含めて)(安斉俊久)
6.動脈硬化とACE阻害薬(EBMを含めて)(中家和宏他)
7.ACE阻害薬とARBの違い(佐藤敦久他)
8.ACE阻害薬と利尿薬併用の意義(川井 真他)
9.私のACE阻害薬の使い方(水野雄二)

■診療の秘訣■
知っておきたい潜在性の肝性脳症とその診断(加藤章信)
ヘルスケアファイル(宮下 洋)
静脈圧―もはや半座位45度で測定する必要はない
 座位で鎖骨上に静脈の拍動がみえるか?(上野勝則)
高純度EPAの多彩な作用と期待する効果(西垣和彦)
■私の処方■
肥満糖尿病に対するインスリン処方(五十川陽洋)
内科医がためらわないメンタルヘルス初期治療(小林 淳)
「医学的に説明困難な身体症状」の治療(宮崎 仁)
NAFLDに対する薬物療法(伊藤義人)
■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント―入院編Part2■ケース1, 2(日山 亨他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 5(山下英臣)
■診療のエッセンス■(朔啓二郎他)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■②
造影剤の功罪(本間次男他)
■臨床検査の視点から見た尿検査と臨床■最終回
腎後性蛋白尿─蛋白個別測定と遺伝子検査(伊藤喜久)