Modern Physician 30-08 関節リウマチの治療
~ベーシックな治療薬と最新薬のハーモニー~
川合眞一 企画編集

2010年発行 B5判 134頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
近年の生物学的製剤を中心とした新薬の登場により、関節リウマチ治療は目覚ましい進歩を遂げている。本特集では、歴史的な治療薬と新薬の基礎から使い方の実際までをわが国の関節リウマチ診療をリードする先生方に分かりやすく解説していただいた。関節リウマチの診断(分類)基準が見直されている今、日常診療に役立つ知識が満載の一冊です。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言
□診断と治療の組み立て方
1.関節リウマチの新しい診断基準(宮坂信之)
2.早期診断と予後予測(江口勝美)
3.病態生理と治療薬の作用メカニズム(近藤裕也他)
4.欧米とわが国の関節リウマチ診療の推奨やガイドライン(山本一彦)
5.メトトレキサートのガイドライン~欧米と日本の使用法の違い~(鈴木康夫他) 
6.生物学的製剤のガイドライン(金子祐子他)
□リウマチ治療薬の基本
A.抗炎症薬
1.NSAIDsを使うタイミングと注意点(佐野 統)
2.ステロイドはリウマチに良い? 悪い?(長坂憲治他)
B.低分子抗リウマチ薬
1.メトトレキサート(小関由美他)
2.レフルノミド(山田秀裕)
3.タクロリムス(大島久二他)
4.免疫調節薬(河野正孝他)
5.新規低分子抗リウマチ薬(田中良哉他)
C.生物学的製剤
1.インフリキシマブ(Infliximab)(天野宏一)
2.エタネルセプト(遠藤平仁)
3.アダリムマブ(笠間 毅)
4.トシリズマブ(吉田和樹他)
5.新規生物学的製剤(西野 譲他)
□使い方の実際
1.抗リウマチ薬の切り替え・追加のタイミング(湯川尚一郎他)
2.生物学的製剤と低分子抗リウマチ薬の併用の実際(高崎芳成)
3.抗リウマチ薬はいつまで使い続けるべきか?(渥美達也)
4.最新の薬物治療で手術は減ったのか?(石黒直樹)
5.病診連携のあるべき姿(簑田清次)

■診療の秘訣■
ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践(宮田靖志)
急性腰痛患者のトリアージュ(米延策雄)
心機能の保たれた心不全の治療(小武海公明)
■私の処方■
水中毒(長嶺敬彦)
スピロノラクトン:古くて新しい薬を糖尿病合併高血圧治療に活かす(佐藤敦久)
■大阪腹部超音波研究会報告■
出血を伴った胆管嚢胞腺癌の一例(前川 清他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 10(山下英臣)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■臨床研究■
慢性進行性の歩行障害と認知症を呈した多発性海綿状血管腫の77歳男性例(岸本久美子他)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■⑦
小児虐待(朽木 恵他)