Modern Physician 30-09 認知症の新しい治療
朝田 隆 企画編集

2010年発行 B5判 101頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
わが国にとって最重要課題とも言える認知症治療。本特集では、薬物療法、非薬物療法、さらに「介護者へのケア」に注目、さらなる発展を求められる臨床現場へこそ届けたい最新の知っておきたい情報が満載。わかりやすく、そして臨床に役立つ情報が、認知症治療現場の新たなちからとなるであろう渾身の一冊!
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言
□薬物治療―中核症状
1.抗ChE-I剤とメマンチンの現状(高橋 智)
2.開発中の新薬のレビュー(古和 久朋)
3.抗体治療の考え方と概要(松本 陽)
4.能動免疫療法の考え方と概要(田平 武)
□薬物治療―BPSD
1.認知症全体のBPSDに対する抑肝散の効果(水上 勝義)
2.レビー小体型認知症に対する抑肝散・抑肝散加陳皮半夏の効果(小阪 憲司)
3.非定型抗精神病薬の功罪(大沼 徹他)
□非薬物治療
1.回想法(奥村由美子)
2.音楽療法(遠藤 英俊他)
3.アロマセラピー(河野 禎之)
4.認知リハビリテーション(鳥羽 研二)
5.認知症当事者の日常生活支援ツール(松田 修)
6.スピリチュアルケア(川村 雄次他)
7.認知症の人を力づける言葉(松本 一生)
□介護者へのケア
1.病院スタッフを活性化する(吉岡 充)
2.家族介護者の悩みに答える(朝田 隆)
3.ケアマネジャーを励ます(本多 智子)

■診療の秘訣■
寝たきりにさせないための転倒予防(腰塚 裕)
減塩への取り組み:永遠なるテーマ(佐藤 敦久)
降圧剤としてのカルシウム拮抗薬は夕か眠前投与を勧める
 ―日本人に適したカルシウム拮抗薬処方時間帯は?(末田 章三)
■私の処方■
労作性狭心症例の治療―日本人にもβ遮断剤が第一選択薬か?(末田 章三)  
蘇生後回復期の動作時ミオクローヌス(Lance-Adams症候群)に対する対症療法(林 竜一郎)
8週間以上続く慢性咳(山中 克郎)
食欲不振にスルピリドを上手く使おう(北 啓一朗)
■大阪腹部超音波研究会報告■
結石が原因による小腸イレウスの二例(小宮山恭弘他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 11(山下 英臣)
■ 診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■⑧
脳神経を視る(細矢 貴亮)
■臨床研究■
アレルギー性肉芽腫性血管炎に硬化性胆管炎を併発した一例(岩室 雅也他)