Modern Physician 30-11 痛風診療最前線
谷口敦夫 企画編集

2010年発行 B5判 114頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 関節炎、腎障害、メタボリックシンドロームとの合併などの特徴から、他科に関わり、迅速な治療が要求される痛風。本特集では、痛風に関する基本的な知識の共有や、新たなガイドラインへの理解を深めることを目標とし、その発症原因、病態、診断、治療など、多方面からアプローチ。最新の診療をわかりやすく解説した注目の一冊です。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言:臨床における痛風の重要性(谷口 敦夫)
□疫  学
1.最近の動向(箱田 雅之)
□発症原因
1.遺伝要因(中山 昌喜他)
2.尿酸とトランスポーター(安西 尚彦)
3.環境要因(金子希代子)
□病  態
1.痛風発作はなぜ起こる?(市川奈緒美他)
2.高尿酸血症とメタボリックシンドロームの合併:病態意義と実地診療での対応(嶺尾 郁夫他)
3.心血管障害(浜田 紀宏他)
4.腎障害・尿路結石(山口雄一郎他)
□診  断
1.診断と鑑別診断(長瀬 満夫)
2.二次性痛風・高尿酸血症(山内 高弘他)
3.検査計画(髙橋 澄夫)
□治  療
1.痛風の治療総論(寺井 千尋)
2.痛風発作の治療(津谷  寛)
3.尿酸降下薬の使い方(太田原 顕)
4.痛風結節の治療(泉山 朋政)
5.尿路管理(市田 公美)
6.生活指導(森脇 優司)
7.無症候性高尿酸血症の対応(藤森  新)
□知っておきたい新しい知識
1.新しいガイドライン(大野 岩男)
2.関節超音波検査(瀨戸 洋平)
3.ウロモジュリンと家族性若年性高尿酸性腎症1型(細山田 真)
4.新しい尿酸降下薬―フェブキソスタット―(岡本  研)
5.台湾での痛風の現状(陳  峙仰)

■診療の秘訣■
急性期脳卒中診療における重複記憶錯誤(林 竜一郎)
高コレステロール血症患者の服薬アドヒアランスを高めるために(小泉 順二)
鑑別診断におけるキーワードの重要性(鈴木 慎吾他)
アルドステロン症を見逃さないために(森脇 優司)
■私の処方■
創面の状態を考慮した皮膚潰瘍外用薬の選択(立花 隆夫)
日本紅斑熱におけるキノロン系薬(関  雅文他)
かぜ症候群などに対する経口ニューキノロン薬の選択法(川上 健司)
■大阪腹部超音波研究会報告■
術中造影超音波検査にて特徴的な画像を呈した限局性結節性過形成(FNH)の1例(松枝 重樹他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 13(山下 英臣)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■⑩
CTだけでは不十分:その2 意識障害(大木  望他)