Modern Physician 32-2 パーキンソン病診療の最前線
服部信孝 企画編集

2012年発行 B5判 120頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
1817年にJames Parkinsonが「Shaking palsy」を発表して以来、パーキンソン病について、さまざまな知見が明らかとなっている。
 本特集では、エキスパートの神経内科医が、その基礎知識から診断・治療までを詳細に解説。またトピックスとして、認知症合併、リハ、在宅ケア、神経保護治療の可能性なども取り上げた。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(服部 信孝)
■概論
1.パーキンソン病治療のこれまで(大塚千久美)
2.孤発性パーキンソン病の病因仮説(隅蔵 大幸他)
■診断と治療
1.孤発性パーキンソン病の臨床症状の特徴:これをみたらパーキンソン病を疑う(高橋 一司)
2.家族性パーキンソン病の種類と臨床症状:これをみたら遺伝子異常を考える(波田野 琢)
3.パーキンソニズムはあるけれど…:これをみたら他の疾患を疑う(高梨 雅史)
4.パーキンソン病診断のための有用な検査:間違えやすい疾患との鑑別(梶本 賀義他)
5.パーキンソン病の薬物療法:初期(中村真一郎他)
6.パーキンソン病の薬物療法:進行期(永山 寛)
7.パーキンソン病の薬物療法:ドパミンアゴニストの使いわけ方(馬場 康彦他)
8.パーキンソン病の薬物療法:その他の薬の使い方,特徴(古澤 嘉彦他)
9.パーキンソン病の外科的治療:術前,術中,術後まで(下 泰司)
■トピックス
1.パーキンソン病の基礎研究最前線:実地医家のためのminimum requirement(舩山 学他)
2.認知症を合併したらどうするか?(本井ゆみ子)
3.非運動症状とは:その対処法(金原 禎子他)
4.パーキンソン病の最新のリハビリテーション(羽鳥 浩三他)
5.パーキンソン病患者に対する日常生活の指導(荻野 裕)
6.これから日本に登場するパーキンソン病の治療法(石川 景一他)
7.パーキンソン病患者の在宅ケア(石垣 泰則)
8.被災地における神経内科診療の実際(長谷川隆文他)
9.神経保護治療は可能か:大規模臨床研究・細胞移植治療・遺伝子治療など(伊澤 奈々)

■診療の秘訣■
乳癌患者の肝障害(小野 正文他)
血清カリウムの見方(吉田 篤博)
■私の処方■
ボツリヌス毒素製剤(目崎 高広)
亜急性甲状腺炎(廣松 雄治)
眼筋型重症筋無力症(三村 治)
リウマチ性多発筋痛症におけるステロイド治療(佐野 統)
■初心者のための腹部画像―読影のポイント■
第9回 子宮疾患の画像診断―MRIを中心に―(島倉 樹子他)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■大阪腹部超音波研究会報告■
超音波検査が急性腹症をきたした十二指腸異物の診断に有用であった一例(小宮山恭弘)