Modern Physician 32-4 新たに検討すべき透析患者の薬剤使用法
西 慎一 企画編集

2012年発行 B5判 132頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 近年、生活習慣病、悪性腫瘍、透析合併症などの分野で内科治療薬が急速な進歩を示し、新規薬剤が次々と登場しているが、透析患者における薬物療法は腎機能正常者と異なる点が多い。
 本特集では、これらの新規登場薬剤を透析患者で使用する場合の注意点、期待される点、副作用などについて解説した。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(西 慎一)
■内科合併症に対する新治療薬
1.尿酸降下薬(内田 俊也)
2.血糖降下薬(馬場園哲也他)
3.抗凝固薬(藤井 秀毅)
4.睡眠薬(小池 茂文)
5.認知症とうつ病治療薬(堀川 直史)
■透析合併症に対する新治療薬
1.長時間作用型ESA(秋葉 隆)
2.二次性副甲状腺機能亢進症対策薬(角田 隆俊他)
3.血液透析患者のかゆみの病態とナルフラフィンの効果(熊谷 裕生他)
4.腎癌に対する分子標的薬治療(笠原 隆他)
■透析患者において使用上注意が必要な薬剤
1.肝炎ウイルス薬(八尋 真名他)
2.消化性潰瘍薬(濱田千江子)
3.抗血小板薬(中井健太郎)
4.抗不整脈薬(常喜 信彦他)
5.ビタミン・微量元素(近藤 大介)
6.漢方方剤温脾湯と緑茶ポリフェノールの透析患者における検討(横澤 隆子他)
7.レストレスレッグス症候群治療薬(久米 明人他)
■ショートコラム
1.Lカルニチン製剤(櫻林 耐)
2.頭痛薬(吉矢 邦彦)
3.歯科治療とビスフォスフォネート(BP)製剤(藤森 明)

■診療の秘訣■
後遺症診断書の発行について(三木 健司他)
腎障害を有する関節リウマチ(RA)患者の治療はどうするか?(小関 由美)
慢性腎臓病管理と病診連携(木野村 賢他)
■私の処方■
日本人に多い緊張型頭痛は,ジストニーから見た治療を(寺本 純)
音楽家のジストニア(堀内 正浩)
バセドウ病抗甲状腺剤治療をいかに打ち切るべきか?(笠木 寛治)
■診断推論トレーニング■ 新連載
CASE 1 カテゴリー:浮腫患者(酒見 英太)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■初心者のための腹部画像―読影のポイント■
第11回 MRIによる前立腺の解剖と前立腺癌の診断(品川 喜紳他)
■大阪腹部超音波研究会報告■
経過観察に超音波検査が有用であった成人アレルギー性紫斑病の1例(木下 博之他)