Modern Physician 32-11
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に関する正しい知識
小川節郎 企画編集

2012年発行 B5判 124頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 もっとも身近な鎮痛薬であり、近年、さまざまな種類の薬剤が開発・市販されるNSAIDsに着目。
その薬理学的プロファイル、副作用・臓器毒性についての知識を整理し、よりよい使用法を探った。
NSAIDsの分類や特徴など、NSAIDsに関する基礎的知識から、実際の使用法や注意点まで、さまざまな臨床の現場から最新の知見を交えて解説した。
 NSAIDsを用いるすべての医師にとって、押さえておきたい課題も掲載された、必見の一冊。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(小川 節郎)
■知っておきたいNSAIDsの正しい知識
1.アラキドン酸代謝とプロスタノイド(益田 律子)
2.NSAIDsの薬理(成田 年他)
3.わが国で用いられているNSAIDsの分類と特徴(洪 景都他)
4.NSAIDsの副作用―胃腸障害について(宗圓 聰)
5.NSAIDsの副作用―臓器障害について(宗圓 聰)
6.COX-2阻害薬の臨床(林 映他)
7.COX-2とPGE2が関与するさまざまな病態(森田 育男)
8.NSAIDsとは異なるアセトアミノフェンの鎮痛メカニズム(青野 麻由他)
■エキスパートに学ぶNSAIDsの正しい使い方
1.痛み治療におけるNSAIDsの適応と注意点―ペインクリニックの立場から(後閑 大)
2.整形外科におけるNSAIDsの使用法と注意点(楊 鴻生)
3.内科領域におけるNSAIDsの使用法と注意点(星 恵子)
4.小児におけるNSAIDsの使用法と注意点(稲毛 康司)
5.がん疼痛治療におけるNSAIDsの役割(小西 洋子他)
6.高齢者におけるNSAIDs使用法と注意点(山口 重樹他)
7.NSAIDs経静脈製剤の使用法と注意点(井上莊一郎他)
■話題のトピックス
1.NSAIDs製剤の新しい作用とその活用(髙田 朋彦他)
2.心疾患に対するアスピリン低用量療法(谷 樹昌他)
3.NSAIDsによる薬物乱用頭痛の臨床(伊藤 康男他)
4.NSAIDsによる出血傾向と手術・麻酔のタイミング(前田 剛他)
5.COXの役割と「COX-3仮説」における矛盾:COX-3は存在するのか?(成田 年)

■診療の秘訣
危険な頭痛を見逃さないコツ(間中 信也)
低髄液圧性頭痛の診断と鑑別(寺本 純)
急速進行性糸球体腎炎(瀬田 公一)
脳卒中を疑う診察所見(竹川 英宏)
■私の処方■
腰部脊柱管狭窄症による腰痛・下肢痛(鈴木 亨暢)
小児脳梗塞急性期の脳保護薬による治療(岡田 芳和)
無症候性微小脳出血を合併したラクナ梗塞患者に対する処方―抗血小板療法を中心に(伊賀瀬道也)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断推論トレーニング■
CASE7 意識障害(羽田野義郎他)