Modern Physician 32-12
前立腺肥大症の診療最前線-薬物療法を中心に-
本間之夫 企画編集

2012年発行 B5判 122頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 前立腺肥大症で使用される薬剤には、α遮断薬のほか、5α還元酵素阻害薬、抗コリン薬、β3作動薬などさまざまなものがあり、その使用においては、相応の知識と経験はもちろんであるが、専門医との密な連携も不可欠である。
 本特集では、前立腺肥大症に関するガイドラインについて、薬物療法を中心に解説した。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(本間 之夫)
■総論
1.前立腺肥大症診療ガイドラインの位置づけ(鈴木 基文)
2.前立腺肥大症の定義(後藤 百万)
3.前立腺肥大症の疫学・原因(塚本 泰司他)
4.前立腺肥大症の病態・症状(横山 修)
5.前立腺肥大症の診断(河内 明宏他)
6.前立腺肥大症の治療:薬物療法(大園誠一郎)
7.前立腺肥大症の治療:手術療法(関 成人)
8.前立腺肥大症の治療:その他の治療(石塚 修他)
■各論
1.α1遮断薬:タムスロシン(和田 直樹他)
2.α1遮断薬:ナフトピジル(山口 健哉他)
3.α1遮断薬:シロドシン(松川 宜久他)
4.5α還元酵素阻害薬(舛森 直哉)
5.抗アンドロゲン剤(野口 満他)
6.植物製剤(鈴木 康之他)
7.抗コリン剤・コリン作動薬(吉田 正貴他)
8.β3受容体刺激薬(大塚 篤史他)
9.前立腺肥大症の治療法別コスト(岡村 菊夫)
■トピックス
1.前立腺肥大症とPSA(菊地 栄次他)
2.前立腺肥大症とQOL:前立腺体積と症状スコアの乖離はなぜ起こるか?(藤村 哲也)
3.前立腺肥大症と関連症状:過活動膀胱と尿失禁(布施 美樹他)
4.前立腺肥大症と関連症状:夜間頻尿(菅谷 公男)
5.サブタイプと遺伝的背景を考慮したα1遮断薬の使いわけ(小島 祥敬他)
6.α遮断薬と抗コリン剤の併用(井原 達矢他)

■診療の秘訣■
「うつ」についての覚書(岩佐 博人)
頭痛診療の落とし穴―国際頭痛分類(第2版)のすすめ―(永関 慶重)
慢性腎臓病患者の降圧療法(伊藤 孝史)
血液浄化療法におけるダブルルーメンカテーテル(鵜沼 智)
■私の処方■
高齢者におけるメトホルミンの使用(荒木 厚)
老年病科医,呼吸器科医がみる鼻汁,鼻閉の治療(山口 泰弘)
ルーキーとベテランはベスト・パートナー~インクレチンとメトホルミン~(野見山 崇他)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断推論トレーニング■
CASE 8 発熱患者(土井 朝子他)
■投稿論文■
文明国に特有な食中毒―腸管出血性大腸菌食中毒の素描(栗山 敦治)