Modern Physician 33-2 総合アレルギー診療を目指して
片山一朗 企画編集

2013年発行 B5判 144頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 近年、社会や地球環境などの変化に伴い、アレルギー疾患もまた変貌を遂げている。その発症と進展を予防するためには、診療科の垣根を越えた、横断的な「総合アレルギー診療」が求められている。
 本特集では、総合アレルギー診療の現状と将来像を呈示し、また代表的なアレルギー疾患のガイドラインや最新情報についても解説した。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(片山 一朗)
■総合アレルギー診療の現状と将来
1.総合アレルギー医とは:アレルギー疾患診療の将来像(秋山 一男)
2.アレルギーセンターの現状と展望(永田 真他)
3.アレルギーエデュケーターの役割とその将来像(末廣 豊)
■アレルギー疾患ガイドラインとその使い方
1.成人喘息(大田 健)
2.小児気管支喘息:長期管理の進め方(河野 陽一)
3.アレルギー性鼻炎(黒野 祐一)
4.アトピー性皮膚炎(片山 一朗)
5.食物アレルギー(宇理須厚雄)
6.重症薬疹(小森(山口)絢子他)
7.蕁麻疹(堀川 達弥)
8.接触皮膚炎(横関 博雄)
■アレルギー疾患の病因・病態における最近の話題
1.思春期アレルギー疾患の悪化因子とその対策(木嶋 晶子他)
2.フィラグリン異常とアレルギー疾患の進展(戸倉 新樹)
3.マスターレギュレーターとしてのTSLP(中島沙恵子他)
4.口腔アレルギー症候群(足立 厚子)
5.重症薬疹の新しい病因論と診断法(阿部理一郎)
■アレルギー疾患の治療における最近の話題
1.抗IgE抗体療法の現状と将来(西間 三馨)
2.アナフィラキシーの最前線(中村 陽一)
3.花粉症の舌下免疫療法(藤枝 重治)
4.抗ヒスタミン薬の新たな展開(室田 浩之)
5.プロアクティブ外用療法(大矢 幸弘)
6.食物アレルギーに対する経口免疫(減感作)療法(海老澤元宏)
■トピックス
1.加水分解小麦含有石鹸と経皮感作(森田 栄伸)
2.労働生産性と医療経済(室田 浩之)
3.メタボリック症候群とアレルギー(山田 秀和)

■診療の秘訣■
鋸歯状腺癌(Serrated adenocarcinoma)とSSA/Pについて(志田 陽介他)
小児における頭痛の慢性化(藤田 光江)
FICEによる経鼻内視鏡診断(大澤 博之)
■私の処方■
非がん性慢性疼痛患者に対する私のオピオイド処方(有田 英子)
アルツハイマー病患者に対する抗認知症薬の選択(本井ゆみ子)
がん性疼痛に対するトラマドール製剤の使い方(佐藤 英俊)
■診断推論トレーニング■
Case10 不随意運動(酒見 英太)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■投稿論文■
S. enteritidisの素顔~鶏卵・鉄分・鉄結合タンパクとの関連~(栗山 敦治)