Modern Physician 33-4 ウイルス肝炎-治療の最前線-
持田 智 企画編集

2013年発行 B5判 132頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 四半世紀の間に、ウイルス肝炎の診療は大いなる進歩を遂げてきた。2013年は、ウイルス肝炎の撲滅を達成するための転換期となるのか?
 本特集では、ウイルス肝炎に対する治療体系の現状を明確にするため、厚労省と日本肝臓学会の「診療ガイドライン」を紹介。また、診療における問題点と今後の展望を解説した。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(持田 智)
■診療ガイドライン2012
1.B型肝炎の治療ガイドライン(泉 並木)
2.厚生労働省研究班によるC型慢性肝炎の治療ガイドライン(鈴木 文孝)
3.日本肝臓学会によるC型肝炎の治療ガイドライン(田中 篤他)
■治療のコツとピットホール
1.B型肝炎のインターフェロン治療(神田 達郎他)
2.B型肝炎における核酸アナログの中止基準(田中 榮司)
3.1型,高ウイルス量のC型慢性肝炎:Telaprevir 3剤併用療法の治療効果(芥田 憲夫)
4.1型,高ウイルス量のC型慢性肝炎:3剤併用療法の副作用とその対策(小関 至他)
5.1型,高ウイルス量以外のC型慢性肝炎における治療戦略(名越 澄子)
6.C型肝硬変における抗ウイルス療法(坂本 穣他)
7.透析患者におけるC型肝炎の治療(銭谷 幹男)
8.うつ病患者におけるC型肝炎の治療(野村 秀幸)
9.肝庇護療法と栄養療法(池上 正他)
10.ウイルス性急性肝炎,劇症肝炎の治療(井上 和明)
■トピックス
1.Genotypeの変遷に伴う臨床的変化と治療効果(新海 登他)
2.免疫抑制・化学療法によるB型肝炎の再活性化(井戸 章雄)
3.C型肝炎の治療効果を規定するウイルス要因と宿主要因(朝比奈靖浩)
4.データマイニングを用いた治療効果予測(八橋 弘)
5.プロテアーゼ阻害剤に対する耐性変異出現(今村 道雄他)
6.インターフェロン中和抗体:測定の意義と対策(松田 二子他)
7.C型肝炎に対する新薬開発の現状(竹原 徹郎)
8.Vitamin DとC型肝炎(加藤 孝宣他)
9.E型肝炎の実態と診断法の進歩(姜 貞憲)
10.急性肝不全の診断基準(滝川 康裕)
11.劇症肝炎の肝移植適応ガイドライン(中山 伸朗他)

■診療の秘訣■
食道癌診療の秘訣(幕内 博康)
見逃される慢性のめまい(堤 由紀子)
無症候性脳梗塞(北園 孝成)
腰椎手術が失敗する理由(山田 宏)
■私の処方■
合併症を有する場合の抗てんかん薬の選択(寺田 清人)
成人部分てんかんにおける新規抗てんかん薬の使用順序(植田 勇人)
抗血小板薬,抗凝固薬(内服薬)の使い分け(田畑 絵美他)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断推論トレーニング■
Case12 手足の浮腫(植西 憲達他)