Modern Physician 33-10
臨床家のための頭痛診療ガイドライン2013
~新しいクリニカルクエスチョンと改訂ポイント
竹島多賀夫 企画編集

2013年発行 B5判 132頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
ガイドラインを短時間で読み解くガイド!

慢性頭痛の診療ガイドライン2013の作成にかかわった中心的なメンバーが解説。かかりつけ医がぜひ知っておくべき要点をダイジェストでお届けいたします。
たかが頭痛、されど頭痛。患者さんの悩みに最新治療で対応しましょう。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(竹島多賀夫)
《総論》
1.頭痛医療の展望と診療ガイドライン(坂井 文彦)
2.慢性頭痛の診療ガイドライン作成の意義と改訂の概要(荒木 信夫)
3.頭痛はどのように分類し診断するか(平田 幸一他)
《片頭痛の病態・トピックス》
1.片頭痛の前兆と疼痛のメカニズムはどのように考えられているか(濱田 潤一)
2.片頭痛の遺伝子診断はできるのか(古和 久典他)
3.片頭痛の予後はどうか また,片頭痛の慢性化とは何か(柴田 護)
4.慢性片頭痛,薬物乱用頭痛の診断はどのように行うのか(五十嵐久佳)
5.片頭痛は脳梗塞の危険因子か(中野 俊也他)
《片頭痛の治療》
1.片頭痛の急性期治療には,どのような方法があり,どのように使用するか(西郷 和真)
2.トリプタンはどのタイミングで使用すべきか,複数のトリプタンをどう使い分けるか(preference)(永田栄一郎)
3.片頭痛の予防療法はいつまで続ける必要があるのか(竹島多賀夫)
4.抗てんかん薬(バルプロ酸)は片頭痛の予防に有効か(渡邉 由佳他)
5.プロプラノロール(β遮断薬)は片頭痛の予防に有効か(菊井 祥二他)
6.抗うつ薬(SSRI/SNRI)とトリプタンは併用できるのか(石﨑公郁子他)
7.片頭痛患者における低用量経口避妊薬の使用は安全か(稲垣美恵子)
《緊張型頭痛》
1.緊張型頭痛の診断と治療はどのようにするのか(大熊 壮尚)
2.変容性片頭痛と緊張型頭痛の関連はどうか(藤木 直人)
《群発頭痛》
1.群発頭痛・その他の三叉神経・自律神経性頭痛 鑑別のポイント(伊藤 康男他)
2.群発頭痛発作期の急性期治療,予防療法はどのように行うか(清水 利彦)
3.発作性片側頭痛,SUNCT,SUNAの診断はどうするか(島津 智一)
4.スマトリプタン在宅自己注射はどのように使用するか(山根 清美)
《その他の一次性頭痛》
1.片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛以外の一次性頭痛にはどのようなものがあるか(柴田 興一)
2.一次性穿刺様頭痛,睡眠時頭痛,一次性雷鳴頭痛はどのように診断し治療するか(工藤 雅子)
3.慢性連日性頭痛はどのように診断するか(土井 光)
《小児の頭痛》
1.小児の片頭痛はどのように治療するか:急性期治療薬における第一選択薬,予防治療薬の種類,有効性について(安藤 直樹)
2.小児の慢性連日性頭痛の診断と治療はどのように進めるか(桑原健太郎)
《二次性頭痛》
1.くも膜下出血はどう診断するか(米田 浩他)
2.解離性動脈瘤に伴う頭痛はどう診断するか(市川 恵他)

■診療の秘訣■
セクシャルマイノリティーへの意識と対応(松本 洋輔)
抗凝固療法に伴う頭蓋内出血の予防方法と急性期の対処法(田畑 絵美他)
精神科産業医からみた事業所内のメンタルヘルスケア(植田 勇人)
■私の処方■
尿意切迫・頻尿症候群(過活動膀胱OAB)に対する抗コリン薬は少量から開始(鈴木 康之)
帯状疱疹後神経痛(山代亜紀子他)
起立性低血圧(池田 賢一)
鼻炎合併の気管支喘息―吸入ステロイド薬の経鼻呼出―(中村 陽一)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■診断推論トレーニング■
Case17 発熱(酒見 英太)