Modern Physician 33-12
高齢者の肺炎 ―NHCAPを中心に―
渡辺 彰 企画編集

2013年発行 B5判 132頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
いま話題の高齢者肺炎、医療・介護関連肺に注目!
高齢化社会が加速するわが国では、肺炎が死因の第3位に上がっている。新たな肺炎治療概念の医療介護関連肺炎(NHCAP)を実際にどう診るべきか? ガイドラインをもとに実際的に解説。思わぬ診療のピットフォールにも迫ります。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(渡辺 彰)
■高齢者肺炎とNHCAP
1.わが国の高齢者肺炎は今どうなっているか?(河野 茂他)
2.NHCAPの概念はなぜ必要だったのか?(関 雅文他)
3.NHCAPの原因菌と耐性菌のリスクファクター(進藤有一郎他)
4.NHCAP治療区分の考え方―なぜ,重症度ではないのか?―(渡辺 彰)
5.NHCAPの抗菌薬治療(石田 直)
6.NHCAPにおける誤嚥性肺炎の重要性と対処法(寺本信嗣)
7.市中病院におけるNHCAP診療の実際(桂田雅大他)
8.プライマリケアにおけるNHCAP診療の実際(中浜 力)
9.高齢者肺炎をどこまで診るか(朝野和典)
10.高齢者肺炎の予防―ワクチンを中心に―(丸山貴也)
11.高齢者肺炎の予防―ワクチン以外―(藤本博子他)
■肺炎診断と治療のコツ
1.喀痰グラム染色をどのように使うか?(菅野治重)
2.尿中抗原検査法の有用性と限界(比嘉 太)
3.肺炎の画像診断(芦澤和人)
4.誤嚥性肺炎をどう診断するか?(小宮幸作他)
5.抗菌薬の開始と終了のポイント(宮良高維)
6.PK-PD理論を上手く使おう(藤村 茂)
7.高齢者抗菌薬療法の注意点(倉井華子他)
■高齢者肺炎診療のピットフォール
1.インフルエンザへの肺炎併発に注意しよう!(池松秀之)
2.喀痰からMRSAが検出されたら(三木 誠)
3.高齢者では結核を見逃すな!(永井英明)
4.高齢者肺炎における真菌の関与(吉田耕一郎)
5.肺炎か?心不全?それとも?(徳江 豊)

■診療の秘訣■
脂質異常症を合併した慢性期脳梗塞患者への処方(瀧澤俊也)
インスリン導入を決心させる一言(西村理明)
小児の軽症頭部外傷(鶴和美穂)
2型糖尿病に合併した高血圧(松木道裕)
■私の処方■
食物アレルギー急性症状対応のための携帯用緊急時薬(宇理須厚雄)
尋常性ざ瘡(谷岡未樹)
抗コリンエステラーゼ剤,重症筋無力症(MG)患者(岸 雅彦他)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断推論トレーニング■
Case19 倦怠感(金森真紀他)
■大阪腹部超音波研究会報告最終回■
尿膜管遺残の4症例(内田卓弥他)
■学会報告2■
第13回国際旅行医学会議におけるトピックス(2)―マラリアを除く感染症―(清水少一他)