Modern Physician 34-2
知っておきたい急性中毒の知識
上條吉人 企画編集

2014年発行 B5判 130頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
急性中毒治療の最新情報をUP DATE !
 経皮的心肺補助法(PCPS)や静脈脂肪乳剤(ILE)療法などの医学的進歩と、エビデンスに基づいた医療(EBM)の普及により、急性中毒の治療は大きく変貌した。本特集では急性中毒の標準治療をベースに、合併症への対応や過量服薬への対応を項目別に解説。患者の予後評価、治療法の判断に有用な薬毒物分析など内科医にとって役立つ情報が網羅されている。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(上條 吉人)
■標準治療の20年前と今
1.全身管理(山崎裕一朗他)
2.消化管除染法(宮島 衛他)
3.排泄の促進法(岩崎 泰昌)
4.解毒薬・拮抗薬(近藤留美子)
■三大合併症(3As)への対応のポイント
1.誤嚥性肺障害(冨岡 譲二)
2.異常体温(丸山 克之)
3.非外傷性圧挫症候群/コンパートメント症候群(稲田 眞治)
■内科医がたびたび遭遇する急性中毒への対応のポイント:処方薬
1.三環系抗うつ薬の過量服用への対応(八木 啓一)
2.睡眠薬・抗不安薬の過量服薬への対応(井出 文子)
3.感情安定薬の過量服薬への対応(北元 健)
4.循環器用薬の過量服用への対応(杉田 学)
5.糖尿病治療薬の過量服薬への対応(髙橋 希他)
6.テオフィリンの過量服薬への対応(吉永 和正)
■内科医がたびたび遭遇する急性中毒への対応のポイント:市販薬
1.アセトアミノフェン含有薬剤の過量服薬の対応(岡本 健)
2.アスピリン含有薬剤の過量服薬への対応(横山 隆)
3.ジフェンヒドラミン含有薬剤の過量服薬への対応(織田 順)
4.カフェイン含有薬剤の過量服薬への対応(大谷 典生)
■内科医がたびたび遭遇する急性中毒への対応のポイント:その他
1.一酸化炭素中毒への対応(井出 俊光)
2.脱法ハーブなどの合成薬物添加製品中毒への対応(井出 文子)
3.タバコ誤食への対応(森脇龍太郎他)
■コラム
1.中毒情報センターの活用法(黒木由美子他)
2.中毒診療に有用な薬毒物分析(藤田 友嗣)
3.自殺企図患者の対応のポイント(日野 耕介他)

■私の処方■
皮脂欠乏性湿疹(常深祐一郎)
アマンタジン塩酸塩の処方(横山 和正)
ギランバレー症候群とCIDP(鏡原 康裕)
■診療の秘訣■
大腸憩室症による腹痛(山田 英司)
向精神薬の過量服薬(上條 吉人)
夜間高血圧・早朝高血圧と夜間頻尿・早朝頻尿(菅谷 公男)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断脳を活性化! 画像 de クイズ(森田 浩之他)
■発作を巡る課題Beyond Seizures & Epilepsy■
第2回てんかん臨床のグレーゾーン(岩佐 博人)
■投稿論文■
これからの糖尿病治療におけるSGLT2阻害薬の位置づけを考える(山岸 昌一)