Modern Physician 34-9
臨床医のための血管炎の知識 up-to-date
尾崎承一 企画編集

2014年発行 B5判 122頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
血管炎は血管壁の炎症であるが、その病変は多彩で、迅速な診断と的確な治療が求められる。その希少性と分類の変遷から臨床医からは長らくとっつきにくい疾患群とされてきた。本特集では新たな分類CHCC 2012の紹介をはじめ、臨床医にとって必要な血管炎の知識を、さまざまな角度から取り上げる。見逃すと致命的な血管炎等、実地医家に役立つ血管炎診療のポイントに注目!
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(尾崎 承一)
■血管炎Overview
1.血管炎の新たな分類と名称(髙橋 啓)
2.血管炎の発症機序(長谷川 均他)
3.血管炎と鑑別を要する疾患(横山 和佳他)
4.血管炎の診断・評価に有用なバイオマーカー(猪原登志子)
■血管炎の診断・治療のポイント
1.どんな患者を診たら血管炎を疑うか?(山田 秀裕)
2.大型血管炎の特徴と診断(髙村 千智他)
3.小型血管炎の特徴と診断(川上 民裕)
4.大型血管炎の標準治療(中岡 良和)
5.小型血管炎の標準治療(山村裕理子他)
■実地医家に役立つ血管炎の診療のポイント
1.見逃してはいけない血管炎の診療のポイント(山村 昌弘)
2.血管炎の診断に際し感度または特異度が高い所見(吉藤 元)
3.血管炎のバイオマーカーが偽陽性・偽陰性を示す病態(駒形 嘉紀)
4.血管炎を疑って専門家に相談するまでに「やっておくべき検査」(八田 和大)
5.血管炎を疑って専門家に相談するまでに「やってはいけない対処」(土師陽一郎他)
6.血管炎専門機関で治療継続中の患者をかかりつけ医として診療する際の注意点(伊藤 聡)
■血管炎の最近のトピックス
1.血管炎の新たなバイオマーカー(石津 明洋)
2.難治性血管炎の新たな治療法(有村 義宏)
3.血管炎に合併する感染症のマネジメント(清水 剛治他)

■私の処方■
群発頭痛に対するステロイドの使用(藤木 直人)
インフルエンザに抗菌薬は必要か?(関 雅文)
NERD患者(眞部 紀明)
■診療の秘訣■
喘息発作と間違いやすい疾患―vocal cord dysfunction―(中村 陽一)
プロバイオティクスはノロウイルス予防効果があるか(長嶺 敬彦)
認知症の鑑別(平野 牧人)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■発作を巡る課題Beyond Seizures & Epilepsy■
第8回 難治性てんかん~何が,あるいは誰にとって難治なのか?(岩佐 博人)
■診断推論トレーニング■(番外編)
Case 21 四肢のしびれ(酒見 英太)
■診断脳を活性化! 画像deクイズ(森田 浩之,松原 健治)