Modern Physician 35-5 脳卒中の発症・再発予防
―最新のエビデンスとガイドラインに基づく診療指針―
内山真一郎 企画編集

2015年発行 B5判 118頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
脳卒中は健康寿命を短縮する最大の疾患であるが、危険因子を管理することで80%は予防可能であるとされる。食生活が欧米化したわが国では、今や脳卒中患者の3/4を脳梗塞が占めるようになり、生活習慣改善を中心とした治療と管理が課題である。本特集では、最新のエビデンスによる薬物療法、外科治療をはじめ、脳梗塞予防として重要な一過性脳虚血発作(TIA)への救急対応などを解説した。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(内山真一郎)
■総論
1.脳卒中の危険因子(北村 明彦他)
2.脳卒中の1次予防対策(松島 勇人他)
3.脳卒中の再発予防対策―再発リスクの評価スコアを中心に―(田中耕太郎)
■生活習慣の改善
1.食事療法(中山 博文)
2.運動療法(上原燈紀子他)
3.喫煙(橋本洋一郎他)
4.飲酒(長田 乾他)
■薬物療法
1.降圧療法(棚橋 紀夫)
2.糖尿病治療(卜部 貴夫)
3.脂質異常症(北川 一夫)
4.抗血小板薬(星野 晴彦)
5.抗凝固療法(長尾 毅彦)
■外科治療・血管内治療
1.頸動脈内膜剥離術(中原 一郎他)
2.頸動脈ステント留置術(坂井 信幸他)
3.バイパス術(米山 琢他)
■一過性脳虚血発作の緊急対応
1.TIAクリニック(上原 敏志他)
2.内科的治療(和田 晋一他)
3.外科治療・血管内治療(江頭 裕介他)

■私の処方■
保存期慢性腎臓病(守矢 英和他)
慢性腰痛に対する抗うつ薬の投与(関口 美穂他)
5-ASA製剤(坂本 博次)
■診療の秘訣■
機能性ディスペプシア(鈴木 秀和他)
ABCD-INR-FTアプローチ(織田 順)
状況から判断する頭痛診断(土井 光)
■新連載 臨床論文を適正にみる,考える
第1回論文を正しく読んで正しく診療に活かそう(桑島 巖)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■不連続な時間~心筋梗塞後を生きるある精神科医のつぶやき
第2回「どのようにインフォームド・コンセントされたいか」(芦澤 健)