Modern Physician 36-3
高尿酸血症の最新トピックス

細谷 龍男 企画編集

2016年発行 B5判 94頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

生活習慣病の一つである高尿酸血症は、痛風関節炎・結節だけでなく、腎障害、心・血管障害、高血圧、メタボリックシンドロームなど臓器、あるいは代謝障害などとの関連についても注目を集めています。そのような中で近年、新規尿酸降下薬の開発等、尿酸代謝の研究にはめざましいものがあります。他の臓器障害や代謝障害などとの関連から、その診断・治療まで、高尿酸血症の最新トピックスに迫ります。

おもな目次

【今月のアプローチ】

■巻頭言(細谷 龍男)
■診断の進歩
1.最近の疫学の動向(谷口 敦夫)
2.痛風関節炎・結節(瀬戸 洋平)
3.高尿酸血症と腎障害の関連,尿路結石の診断(大野 岩男)
■合併症か併発症か
1.高血圧(石坂 信和)
2.高尿酸血症は心疾患の合併症か併発症か?(久留 一郎)
3.脳血管障害(田中 健一他)
4.メタボリックシンドローム(益崎 裕章他)
5.CKD(北島 信治他)
6.尿路結石(山口 聡)
■臓器障害を考えたときの治療
1.XO阻害薬かURAT1阻害薬か,または併用療法か(市田 公美)
2.尿酸分解酵素の位置づけ(山内 高弘他)
3.尿酸トランスポーターを標的とする新規薬物の可能性(中山 昌喜他)
4.病型分類と尿酸降下薬(藏城 雅文他)
5.アルコールの制限や食事療法(森脇 優司)
6.高尿酸血症に対する運動療法(岡内 幸義他)

■私の処方■
早朝高血圧に対する降圧治療法(森本 聡)
尿酸値が高めの高血圧,高中性脂肪血症の治療(森脇 優司)
スタチンが既に投与されている脂質異常症(高中性脂肪血症)(坂根 直樹)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)に対する吸入薬(倉原 優)
■診療の秘訣■
画像診断を活かした関節リウマチの早期診断(川尻 真也)
慢性進行性肺アスペルギルス症の診断と治療(吉田耕一郎)
疼痛を有する脊椎脊髄疾患患者(川口 善治)
■実践NEURO 脳卒中集中リハ・レポート!■
REPORT 10 NEUROで行う上肢OTの考え方とその実際(角田 亘他)
■診療のエッセンス■(朔 啓二郎他)
■臨床論文を適正にみる,考える■
第11回 観察研究と介入研究の乖離はなぜ生じる? 〜交絡因子を考える(桑島 巖)

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