Modern Physician 36-10
医師のための認知症の理解と援助

大石 智 企画編集

2016年発行 B5判 100頁
定価(本体価格2,800円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

超高齢化に伴い、今や非専門医にも認知症の適切な診断と治療が求められている。認知症と認知症ではない症候をいかに見分けるか、薬物療法の有効性と副作用について丁寧に解説した。また、「認知症の人の心を尊重するケア」を目指した多職種との協働についてもアドバイス。飲酒、虐待、自動車運転、食行動、ホームレス化などの問題、家族への対応といった具体的例示も盛り込んだ。

おもな目次

【今月のアプローチ】

■巻頭言(大石 智)
■診断の鍵
1.症候学:どのように認知症の症候を見出すか(夏山 卓)
2.症候学:どのように認知症ではない症候を見出すか(廣岡 孝陽)
3.薬剤性の病態を見落とさない―認知症を積極的に診断する前に―(姜 善貴他)
■ケアの総論
1.ケアの前提として認知症の人のこころを知る(大塚 智丈)
2.「生活」と「心情」に注目した診療を(上田 諭)
3.パーソン・センタード・ケアに基づいた認知症診療(水野 裕)
4.緩和ケアの視点で認知症診療を実践する(小川 朝生)
5.薬に頼りすぎない診療の実践―予防と治療のエビデンスを理解する―(小田 陽彦)
6.地域連携を意識する―手帳型の地域連携パスの活用―(佐藤 俊介他)
7.介護する人を援助する(玉井 顯)
8.口腔ケアと医科歯科の連携(飯田 良平)
9.薬局薬剤師との連携(狭間 研至)
■ケア:困ったときの道しるべ
1.認知症のある人の飲酒が止まらないときの対応(岩原 千絵他)
2.虐待を疑ったときの対応(大野 篤志)
3.精神症状,不眠,行動障害,心理症状をどう考えて対応するか(髙瀬 義昌)
4.自動車運転免許をどう判断し,対応するか―家族の悩み,医師の悩み(ジレンマ)―(上村 直人他)
5.食行動の問題をどう考えて対処するか(品川俊一郎)
6.認知症を患う人が「ホームレス」になるとき・なったとき(森川すいめい)

■私の処方■
自己免疫性膵炎に対するステロイド療法(神澤 輝実)
特発性肺線維症に対する薬物療法(杉野 圭史)
誤嚥を繰り返す高齢者に対する療法(山田 嘉仁)
■診療の秘訣■
特発性正常圧水頭症診断のポイント(石川 正恒)
忘れてはならない認知症性疾患:緩徐進行性孤発性認知障害(佐藤 正之)
前立腺癌に対する間歇的ホルモン療法(赤倉功一郎)
ステロイド性糖尿病の早期発見と治療(伊藤 聡)

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