Modern Physician 37-6
ジストニアとジスキネジア

目崎 高広 企画編集

2017年発行 B5判 128頁
定価(本体価格3,000円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

ジストニアとジスキネジアは誰もが知る用語でありながら、その語義も定義も未だあいまいなままであり、患者本人はもとより現場医師にも悩みの種となっている。本特集では、臨床におけるジストニアとジスキネジアの混乱に光を当て、まだ結論が出ない部分も含めて改めて整理し、基礎知識から最先端のトピックスまでをレビューした。 最前線で活躍する執筆陣による鑑別、診断、治療の解説は必読である。

おもな目次

【今月のアプローチ】
■巻頭言(目崎 高広)
■ジストニアとジスキネジア
1.ジストニア・ジスキネジアとはどのような現象か(目崎 高広)
2.ジストニアの分類(長谷川一子)
3.ジストニアの疫学(野村 哲志)
4.孤発性ジストニアの病型(大澤美貴雄)
5.どうしてできなくなるのか ―課題特異性ジストニア:特に音楽家のジストニアについて―(堀内 正浩)
6.「ハンガー反射」の不思議(旭 雄士)
7.小児のジストニア・ジスキネジア(野村 芳子)
8.遺伝性ジストニア(瓦井 俊孝)
9.急性ジストニア反応とは何か(柏原 健一)
10.遅発性症候群とは何か(中村 雄作)
11.特発性ジストニア(ジスキネジア)とは何か(中村 雄作)
12.Parkinson病に伴うジスキネジア(柏原 健一)
■ジストニアの脳内機序
1.機能画像(古屋 晋一)
2.電気生理所見(松本 英之他)
3.病理所見(森垣 龍馬他)
■ジストニアの治療
1.治療オーバービュー(宮本 亮介)
2.内服薬(宮﨑 由道)
3.ボツリヌス毒素(村瀬 永子)
4.ジストニアの手術治療(平 孝臣他)
■Controversy
1.外傷後ジストニアとは何か(堀内 正浩)
2.固定ジストニア(大澤美貴雄)
3.心因性ジストニアとは何か(玉川 聡)
■トピックス
1.指定難病としての「遺伝性ジストニア」(長谷川一子)
2.休職および復職のタイミング(玉川 聡)
3.治療にいくらかかるのか(堀内 正浩)

■私の処方■
がんと診断された方へ(山内 英子)
高齢者うつ病への第一選択薬(永田 智行)
抗認知症薬の使い分け(上村 直人)
3,4-ジアミノピリジン ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)患者(本村 政勝他)
■診療の秘訣■
糖尿病とはどのような疾患か?(田中 明)
運動療法を推奨する者としての生活習慣(石井好二郎)
肥満症(宮崎 滋)
■脳出血と高次脳機能障害■
第3回 第Ⅰ部 総論 3.脳出血の臨床診断(田川 皓一)
■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
第6回 治療について説明するときに伝えたいこと(大石 智)
■診療のエッセンス■(三浦伸一郎他)

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