Modern Physician 38-1
臨床に活かす! 倫理カンファ

箕岡 真子 企画編集

2018年発行 B5判 112頁
定価(本体価格2,700円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

 日常臨床には、さまざまな倫理的問題が含まれています。倫理的問題を解消するために行われる「倫理カンファ」について、さまざまな疾患の事例を提示し、実践の方法を丁寧に解説しました。

おもな目次

【今月のアプローチ】
■巻頭言(箕岡 真子)
■総論
1.倫理カンファのめざすもの(稲葉 一人)
2.4分割法とその使い方(長尾 式子)
3.倫理カンファの進め方(板井孝壱郎)
4.臨床倫理と臨床倫理コンサルテーション(瀧本 禎之)
■倫理カンファ・各科のケース
1.小児の臨床倫理と倫理コンサルテーション(加部 一彦)
2.循環器疾患の臨床倫理と倫理コンサルテーション―補助循環装着例の終末期と延命処置の中止検討について―(野々木 宏)
3.神経難病の臨床倫理と倫理コンサルテーション(荻野美恵子)
4.透析医療の倫理的側面と臨床倫理コンサルテーション(三浦 靖彦他)
5.摂食嚥下障害の臨床倫理と倫理カンファ(藤島 一郎他)
6.緩和ケアの臨床倫理と倫理コンサルテーション(山田 陽介)
■実践! 倫理カンファ
1.人生の最終段階の医療をいかに考えるか―倫理カンファを構成する専門職の要件とは―(土肥 直樹他)
2.地域包括ケアシステムを意識した臨床倫理の取り組み(寺嶋 吉保他)
3.20年の医療倫理問題検討委員会から得た臨床倫理カンファのエッセンス(内田美加他)
4.介護施設の倫理カンファ(竹下 啓)
5.認知症にかかわる臨床倫理―「家に帰りたい」というひとの倫理カンファ―(大澤 誠)
6.在宅医療の倫理カンファ―地域で倫理コンサルテーション―(西田伸一他)
7.倫理カンファの実践とナラティヴエシックス(金城 隆展)

■私の処方■
てんかん発作重積状態の治療(松本 英之)
Dropped Head(目崎 高広)
パーキンソン病患者のうつ(柏原 健一)
進行・終末期がん患者の不眠(倉田 明子)
■診療の秘訣■
痛みを伴う甲状腺疾患の診療(長濵 充二)
小児のウイルス性胃腸炎にみられる低血糖(松永 健司他)
口の不定愁訴への対応(吉川 達也)
■脳出血と高次脳機能障害■
第10回 第Ⅱ部 各論6. 皮質下出血と高次脳機能障害Ⅲ 前頭葉症候群(田川 皓一)
■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
第13回レビー小体型認知症のある人に伝えたいこと(大石 智)
■診療のエッセンス■(三浦伸一郎他)

○投稿規定
○アンケート
○次号予告