Modern Physician 38-3
適正抗菌薬療法 最新マニュアル

渡辺 彰 企画編集

2018年発行 B5判 120頁
定価(本体価格3,000円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

 新規抗菌薬の実用化がない現状で、今ある抗菌薬を使って副作用を可能な限り抑えながら、最大限の臨床効果をあげる方法とは? 耐性菌感染症による死亡者数が増加する中、適正抗菌薬療法に迫ります。感染症専門医でなくても使用できるのが抗菌薬です。第一線の執筆陣が、さまざまな角度から実践的な最新情報をわかりやすく解説します!

おもな目次

【今月のアプローチ】
■巻頭言 薬剤耐性菌(AMR)対策時代の適正抗菌薬療法はいかにあるべきか?(渡辺 彰)
■総論
1.AMR(薬剤耐性)時代の適正抗菌薬療法を再考する(塩田 有史他)
2.薬剤耐性菌の内外事情と抗菌薬開発の今後(館田 一博)
■わが国で問題となっている耐性菌をどう抑えるか?
1.ESBL(基質拡張型β-ラクタマーゼ)産生菌(石井 良和)
2.CRE(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)(八木 哲也)
3.キノロン耐性大腸菌(東郷 容和他)
4.MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)(川田 逸人他)
5.MDRP(多剤耐性緑膿菌)とMDRA(多剤耐性アシネトバクター属菌)(松本 哲哉)
6.PRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)(矢野 寿一他)
■領域別に考える適正抗菌薬療法
1.呼吸器内科(太田 賢治他)
2.敗血症・髄膜炎(矢野 晴美)
3.泌尿器科(安田 満)
4.外科(草地 信也)
5.耳鼻咽喉科(保富 宗城)
6.小児科(山口 禎夫)
■薬剤ごとに考える適正抗菌薬療法
1.抗MRSA薬(藤村 茂)
2.カルバペネム系薬(川筋 仁史他)
3.第3,第4世代セフェム系薬(宮良 高維)
4.広域ペニシリン系薬(高橋 洋)
5.キノロン系薬(宮下 修行)
6.マクロライド系薬(時松 一成)

■私の処方■
向精神薬によるせん妄の対症療法:第二世代抗精神病薬の少量漸増法(堀川 直史)
サルコペニアの薬物療法(御子神由紀子)
肝硬変患者に対する経口アミノ酸製剤(阪森亮太郎)
「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」が意図とする処方(中山 明峰)
■診療の秘訣■
低尿酸血症の診療の注意点(久留 一郎)
自己免疫性膵炎(岡崎 和一)
雷鳴頭痛への対応(橋本洋一郎)
■脳出血と高次脳機能障害 最終回
第12回 第Ⅱ部 各論 8.両側性の脳出血と高次脳機能障害(田川 皓一)
■診療のエッセンス■(三浦伸一郎他)
■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
第15回 認知症のある人に飲酒にまつわる課題があるときに伝えたいこと(大石 智)

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