Modern Physician 38-9
内科疾患における生物学的製剤の使い分け

田中 良哉 企画編集

2018年発行 B5判 104頁
定価(本体価格2,700円+税)
内科系総合雑誌

内容の説明

  日本に導入されて15年が経った生物学的製剤。いまだその使用に不安を感じる医師もいますが、本号特集ではエビデンスや事例を多数紹介しながら、製剤治療の最前線を伝えています。さらに、代表的な製剤16種と現在開発中の生物学的製剤についても徹底的に分析。治療での有効性を高めるために役立つ一冊となっています。

おもな目次

【今月のアプローチ】
特集:内科疾患における生物学的製剤の使い分け

巻頭言(田中 良哉) 915
《内科疾患における生物学的製剤の使い方》
1.生物学的製剤とは(川合 眞一) 917
2.関節リウマチ(金子 祐子) 919
3.膠原病(関節リウマチ以外)(中島 俊樹) 922
4.炎症性腸疾患(竹中 健人) 925
5.乾癬,脊椎関節症(田村 直人) 929
6.神経疾患 -多発性硬化症・視神経脊髄炎(MS・NMO)と生物製剤(山村 隆) 933
《生物学的製剤を極める》
1.インフリキシマブ(橋本 哲平) 935
2.エタネルセプト(川畑 仁人) 938
3.アダリムマブ(前田 淳子) 941
4.ゴリムマブ(木本 泰孝) 944
5.セルトリズマブペゴル(下山 修平) 947
6.トシリズマブ(緒方 篤) 949
7.サリルマブ(亀田 秀人) 951
8.アバタセプト(住田 孝之) 953
9.リツキシマブ(岩田 慈) 956
10.ベリムマブ(久保 智史) 959
11.ウステキヌマブ(山岡 邦宏) 963
12.セクキヌマブ(小田 啓介) 965
13.イキセキズマブ(松本 功) 969
14.ブロダルマブ(新納 宏昭) 972
15.メポリズマブ(中島 裕史) 975
16.デノスマブ(岩本 直樹) 978
17.開発中の生物学的製剤(上阪 等) 981
《使い方と実際》
1.生物学的製剤の有害事象とその対策(堤野 みち) 983
2.抗製剤抗体・免疫原性(桑名 正隆) 988
3.周産期,周術期などにおける使用(髙井 千夏) 990
4.バイオシミラーとその使い分け(田中 栄一) 992
5.バイオホリデーの可能性(平田 信太郎) 994

■私の処方■
認知症高齢者の便秘と麻子仁丸(大澤 誠) 997
がん患者における疲弊したキラーCD8T細胞の機能回復(赤木 純児) 998
名医も籔医も用いる漢方の万能薬(伊藤 剛) 999
抜歯時(中村 祐己) 1000
■診療の秘訣■
蛋白漏出性胃腸症の迅速診断(石井 孝政) 1001
高齢者の不眠症への対応方法(小田 陽彦) 1002
認知症患者の再診後のフォロー(水野 裕) 1004
新連載■心臓リハビリステーション(藤見 幹太) 1005
■診療のエッセンス■(三浦伸一郎他) 1010
■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
いわゆる「徘徊」を指摘された認知症のある人へ伝えたいこと(大石 智) 1012

○投稿規定 962
○アンケート 巻末
○次号予告 巻末