認知症の人の食べるを守る

平野浩彦 企画編集

2019年発行 B5判 98頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌
電子版はコチラ→M2PLUS医書.jp

内容の説明

食べることは生きること、認知症の人の最後の砦をいかに守れるかを考えます。
認知症のフェーズ別ケア、疾患別ケア、上手な連携のためのトピックスで最新情報をアップデート。

おもな目次

【今月のアプローチ】
特集:認知症の人の食べるを守る

巻頭言(平野 浩彦) 336

《認知症の人の食を取り巻く課題》
1.認知症の進行と食にまつわる課題(平野 浩彦) 339
2.認知症の人の食を守るためのアセスメントの視点(山田 律子) 343
3.認知症の人の食への意欲を引き出す接し方(伊東 美緒) 347

《フェーズ別にみた認知症の人の食にまつわる課題と対応》
1.初期の認知症の人の食にまつわる生活支援(畠山  啓) 351
2.急性疾患を発症した認知症の人の食にまつわる課題と対応(梅垣 宏之) 355
3.在宅の認知症の人の食にまつわる課題と対応(木下 朋雄) 359
4.認知症の人の終末期の食にまつわる課題と対応(平原佐斗司) 364

《認知症の疾患別 食べるための対応方法》
1.アルツハイマー型認知症(AD)の食を守るケア(枝広あや子) 369
2.レビー小体型認知症(DLB)の食を守るケア(梅本 丈二) 374
3.前頭側頭型認知症(FTD)の食を守るケア(繁信 和恵) 378
4.脳血管障害後遺症のある認知症の人の食を守るケア(辻本 美香他) 382

《上手な連携のために知っておきたいトピックス》
1.薬物の有害事象によって生じる食べられない症状への支援(野原 幹司) 386
2.栄養に関する支援の臨床(嶋津さゆり) 390
3.高齢者医療に携わる医師の立場からみた認知症ケアと栄養管理の接点(吉田 貞夫) 394
4.歯科との上手な連携で認知症の人の食を守る(吉岡 裕雄) 398
5.認知症の人の口腔衛生を守る(白部 麻樹) 402

■私の処方■
レム睡眠行動異常症(鈴木 圭輔) 407
低亜鉛血症(海道 利実) 408
産科危機的出血(竹田  純) 410

■診療の秘訣■
高齢者における低栄養とその評価(小川 純人) 411
アドヒアランス・コンコーダンスを意識した高齢者高血圧診療(池田 義之他) 412
肝臓病とサルコペニア(西口 修平) 413
患者の状態に立ち戻る(X線にうつる影)(菅野 義彦) 414

■心臓リハビリテーション■
レジスタンストレーニング(運動指導含む)(戒能 宏治他) 417
■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
家族を援助するために伝えたい言葉(大石  智) 421

○アンケート
○次号予告