実践! ペイン・リハ
慢性疼痛治療の変革

松原貴子 企画編集

2019年発行 B5判 100頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌
電子版はコチラ→M2PLUS医書.jp

内容の説明

現在の慢性疼痛治療はどのようなステージにあるのか?
脳内メカニズムの研究成果に基づくフィードバック、患者が主体的に参加・行動する「患者主導型医療」への変化など、ペイン・リハ領域の潮流を実感できる特集内容となっている。
最先端をゆく執筆陣による解説で、臨床医も知っておくべき情報が満載!
ニューロリハや認知行動療法、マインドフルネスなど今日的なテーマにも触れつつ、Q&A形式でコモン・ディジーズの特徴にもページを割いた。

おもな目次

【今月のアプローチ】
特集:実践! ペイン・リハ
   慢性疼痛治療の変革


巻頭言(松原 貴子) 516

《知っておきたい疼痛学の基礎》
1.疼痛の定義,分類(三木 健司) 519
2.慢性疼痛の病因①不活動による疼痛発生のメカニズム(沖田  実他) 522
3.慢性疼痛の病因②脳内メカニズム(森岡  周) 525
4.慢性疼痛の病因③心理社会的因子・イエローフラッグによる難治性メカニズム(井関 雅子) 528

《ペイン・リハ実践:評価編》
1.ペイン・リハにおける評価①質問紙からみえること(西上 智彦) 531
2.ペイン・リハにおける評価②QST,生理検査,身体活動評価(井上 雅之他) 535

《ペイン・リハ実践:治療編》
1.ペイン・リハが奏効する脳内メカニズム(仙波恵美子) 538
2.慢性疼痛治療ガイドラインを大観する―わが国の慢性疼痛リハを考える―(坂本 淳哉他) 543
3.運動療法:運動処方とアドヒアランス(城 由起子) 546
4.患者教育,慢性痛教室(井上 雅之他) 549
5.物理療法(坂野 裕洋) 552
6.ニューロリハビリテーション(森岡  周) 555
7.ペイン・リハに活用したい認知行動療法(第2世代)(本谷  亮) 558
8.ペイン・リハに活用したい第3世代認知行動療法:マインドフルネス(山本 和美) 561

《ペイン・リハ実践:コモン・ディジーズQ&A》
1.頸の痛みについて教えてください
―頸椎症から外傷性頸部症候群(WAD)まで―(三木 健司) 563
2.慢性腰痛について教えてください―非特異的腰痛からFBSSまで―(吉本 隆彦他) 567
3.脊椎圧迫骨折の疼痛病態とリハ(治療)について教えてください(片岡 英樹他) 571
4.膝関節痛について教えてください(髙橋 成夫) 574
5.肩関節痛について教えてください(岩堀 裕介) 578
6.複合性局所疼痛症候群(CRPS)のリハビリテーションについて教えてください(大住 倫弘他) 582
7.脳卒中後疼痛の疼痛病態とリハ(治療)について教えてください(細見 晃一) 585
8.線維筋痛症について教えてください(田口  徹) 589
9.高齢者の痛みについて教えてください(平瀬 達哉他) 592

■私の処方■
柴胡加竜骨牡蛎湯の効果(坂元 隆一) 595
妊娠中の循環器治療薬(神谷千津子) 596
身体にやさしい薬(チータム倫代) 597
入院中または施設入所中の嚥下障害のある患者(福居 嘉信) 598

■診療の秘訣■
非眼科専門医による点眼薬処方(加藤 直子) 599
2型糖尿病患者へのインスリン導入(弘世 貴久) 600
【病於】血を治すと,「困った!」が治るかも(千福 貞博) 601
大きく変わった糖尿病薬物療法のエッセンス(杉本 正毅) 602

■投稿論文■
当老健施設における抗凝固療法の現状―DOAC時代を迎えて―(新井 鐘一他) 603

■心臓リハビリテーション■
心臓リハビリテーションにおける薬剤師の役割(大津 友紀他) 606

■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
病棟で働く看護師に伝えたい言葉(大石  智) 610

〇次号予告