医療×新ビジネス

新見正則 企画編集

2019年発行 B5判 92頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌
電子版はコチラ→M2PLUS医書.jp

内容の説明

 AIを筆頭に次々と生み出される新技術に着目し、医療界に横たわる様々な課題の解決をめざす「医師による起業」への注目が集まっている。
 今号では実際に起業したドクターに、きっかけや困難、今後の目標を披瀝してもらうことで、ビジネスの側面から医療への貢献を探る道を紹介する。すでに高い知名度を誇るあの企業の創業者から、自身の経験をもとにこれから羽ばたこうという起業家まで、興味深い内容が満載!

おもな目次

【今月のアプローチ】
特集:医療×新ビジネス

巻頭言(新見 正則)  616

《オーバービュー》
1.法政策から考える医療と新産業(参議院議員・古川 俊治)  621
2.医療におけるイノベーションの重要性 ―医師とビジネスを取り巻く環境と課題―(慶應義塾大学 眼科学教室・坪田 一男)  627

《どこまで進む!? 新技術の医療導入》
1.地道な医療データ整備こそが医療革新を起こす(㈱データック・二宮 英樹)  633
2.不眠症治療用ソフトウェア医療機器と臨床開発プラットフォーム(サスメド㈱・上野 太郎他)  637
3.「健こんぱす」の現状と今後の方向性(㈱Medical Compass・宮田 俊男)  641
4.これまでなかった「てんかん発作予知システム」の開発(Quadlytics Inc.・小林 紀方)  645
5.治療アプリの開発・デジタル療法の確立(㈱キュア・アップ・佐竹 晃太)  649
6.新規医療用マゴットによる下肢救済プロジェクト(筑波大学附属病院・西嶌 暁生他)  653
7.大学発ベンチャーの挑戦 ―CSV経営により社会の応援を得られるベンチャーをめざす―(慶應義塾大学 眼科学教室・坪田 一男他)  659

《医師を助けるシステムづくり》
1.医師起業家(Doctorepreneur/ドクトレプレナー)時代に想う(メドピア㈱・石見 陽)  663
2.AI技術を用いた問診ツール「Ubie」の開発(Ubie㈱・阿部 吉倫)  667
3.日本でもTele-ICUの本格導入を専門医による遠隔集中治療サポート(㈱T-ICU・中西 智之)  671
4.電子カルテにワンクリック連携「メルプWEB問診」(㈱フリクシー・吉永 和貴)  676
5.「テクノロジーの力で健康寿命の向上を」臨床互助ツールの開発・提供(㈱エクスメディオ・物部真一郎)  681
6.「つながる力で 医療を支える」―医師同士によるオンライン医療相談サービス―(アンター㈱・中山 俊) 685

■BOOKS PICK UP■
誰にも聞けない開業医のための悩める初診外来 外来はイロイロあって上達する
(永井 賢司 著  若松 良斉 評) 689

■私の処方■
喘息患者に対する吸入薬デバイス選択(岩永 賢司)  691
連珠飲―「異常なし!」の「めまい」(千福 貞博)  692
家族性高コレステロール血症(多田 隼人)  693
赤ちゃん夜泣きで困ったなあ~(坂﨑 弘美)  694

■診療の秘訣■
循環器疾患を持つ女性の妊娠・出産(神谷千津子)  695
電子カルテ上の診察記事のまとめ方(福居 嘉信)  696
日々の診療に楽しみを(チータム 倫代)  698

■心臓リハビリテーション■
看護指導(久原 智子他)  699

■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
勤務先の産業医,人事担当者へ伝えたい言葉(大石 智)  702

○次号予告