ざっくり学ぶ! 身近な発達障害(症)

宇野 彰 企画編集

2019年発行 B5判 88頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌
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内容の説明

自閉スペクトラム症、ADHD、特異的学習症など発達障害(症)への理解は拡大したが、その概念・診断は時代とともに変化し続けている。
本号では発達障害(症)の生物学的背景から最新治療までを網羅するとともに、ADHDとASDへの臨床介入のポイント、ADHDの新しい薬物療法は必読である。

おもな目次

【今月のアプローチ】
ざっくり学ぶ! 身近な発達障害(症)

巻頭言(宇野 彰) 1100

《ざっくり教えて 発達障害(症)を理解するためのポイント》
1.発達障害(神経発達症)とは(宮本信也) 1103
2.発達障害の生物学的背景(田中輝幸) 1106
3.発達障害と精神障害の併存(猪子香代) 1109
4.不登校と発達障害(神経発達症群)(宮島 祐) 1112
5.発達障害と心的外傷(亀岡智美) 1115
6.発達障害とペアレントトレーニング(庄司敦子他) 1118
7.発達障害と認知行動療法(井上雅彦) 1121
8.(心的外傷のある)発達障害とEMDR(市井雅哉他) 1124

《ざっくり教えて 自閉スペクトラム症のポイント》
1.自閉スペクトラム症の神経生物学的背景(牧之段学) 1126
2.自閉スペクトラム症とは(宮本信也) 1129
3.自閉スペクトラム症への臨床介入について(山末英典) 1131
4.自閉スペクトラム症のトレーニング(野呂文行) 1133

《ざっくり教えて ADHDのポイント》
1.ADHDの生物学的背景(船山道隆) 1135
2.ADHDの定義,診断,そしてライフステージ(田中康雄) 1137
3.ADHDの薬物療法(水野賀史他) 1139
4.ADHDのトレーニング(岡崎慎治) 1142

《ざっくり教えて 特異的学習症のポイント》
1.特異的学習症—発達性読み書き障害の生物学的背景(樋口大樹) 1144
2.発達性読み書き障害の定義,診断評価,症状,下位分類,成人までの経過(宇野 彰) 1146
3.発達性読み書き障害の根拠に基づいた指導,指導のシステムおよび支援(宇野 彰) 1148

《ざっくり教えて 発達性協調運動障害のポイント》
発達性協調運動障害(DCD)とは(辻井正次) 1150

《ざっくり教えて コミュニケーション症のポイント》
特異的言語障害(春原則子) 1152

《ざっくり知りたいトピックス》
1.ギャンブル依存症と脳(鶴身孝介他) 1154
2.ゲーム脳(松崎尊信他) 1156
3.虐待と脳(友田明美) 1158
4.吃音の訓練—新しい流れ—(坂田善政) 1160

■私の処方■
低栄養高齢者への中鎖脂肪積極的使用(嶋津さゆり) 1163
神経筋疾患患者の流涎対策(梅本丈二) 1164
運動器慢性痛患者に対するセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)(鉄永倫子他) 1166

■診療の秘訣■
収縮期心雑音(藤末昴一郎) 1167
治らない嚥下障害への対応(野原幹司) 1168
失敗から学ぶ,疑うことの重要性(西須大徳) 1169
サルコペニアと摂食嚥下障害(吉岡裕雄) 1170

■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■
暴力について相談されたときに伝えたい言葉(大石 智) 1171

■実践! 在宅救急現場レポート■
日本の在宅救急医学会と「在宅と救急の1つの病院連携」について(小豆畑丈夫) 1177
日本の高齢者救急医療の現状と問題点(石川秀樹) 1180

○投稿規定
○総目次
○次号予告